casual dream
□first love -13-
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そうだ、先輩は3年生になるんだ。
県内の大学を希望してることも知ってる。
できれば、ラルクを続けていきたいと思ってることも知ってる。
そっか。
だったら応援しなきゃ。
会えないことはもちろん寂しいよ?
でも、私、先輩の彼女だもん。
「わかりました。がんばってくださいね」
y「水城・・・」
「なーんて言って、寂しくて電話しちゃうかもしれないですけど(笑)」
y「・・・うん。しばらく俺から連絡もできないかもしれないけど」
ぎゅっと抱きしめられた。
y「待ってて」
いつもよりもきつい抱擁。
「先輩・・・」
y「ごめん、水城」
先輩は「ごめん」って言葉を何回も言った。
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