casual dream

□first love -13-
5ページ/9ページ


そうだ、先輩は3年生になるんだ。
県内の大学を希望してることも知ってる。
できれば、ラルクを続けていきたいと思ってることも知ってる。

そっか。
だったら応援しなきゃ。
会えないことはもちろん寂しいよ?
でも、私、先輩の彼女だもん。



「わかりました。がんばってくださいね」

y「水城・・・」

「なーんて言って、寂しくて電話しちゃうかもしれないですけど(笑)」

y「・・・うん。しばらく俺から連絡もできないかもしれないけど」



ぎゅっと抱きしめられた。





y「待ってて」





いつもよりもきつい抱擁。





「先輩・・・」

y「ごめん、水城」





先輩は「ごめん」って言葉を何回も言った。


.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ