casual dream
□first love -13-
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『水城―、お昼食べよ?』
「うん。おなかすいちゃったー」
今日は志穂ちゃんと久美ちゃんとごはん。
もう少しでクラスもバラバラになっちゃうだろうし、寂しいなぁ。
そう思っていたら教室に入ってきたテツくん。
t「あー、志穂ちゃん借りてええかな?」
「どうぞどうぞ、持ってってくださいー」
『ちょっと、水城』
『行ってらっしゃーい』
t「ごめんな?すぐ返すから」
二人は教室を出て行った。
『ラブラブだね、あの二人も』
「ね?うまくいってよかったー」
あの日、テツくんは告白したみたいでもちろん志穂ちゃんはOK。
付き合い始めて半月くらいのラブラブな時期。
『あ〜ぁ、あたしも彼氏ほしいー!』
「久美ちゃん、理想高すぎるんだよー。この前、3年生に告られてたのに」
『好みじゃなかったんだもん』
「それが理想高すぎるっていうんだって(笑)」
『幸宏先輩が彼氏の水城に言われても説得力なーい!』
笑いながらお昼が過ぎた。
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