casual dream
□first love -12-
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手をつながれて歩く廊下。
y「さーて、どこで時間つぶすかな」
とりあえずジュース買うか、なんて言って購買を目指す。
「・・・先輩?」
y「ん?」
「協力してくれたんですか?」
y「ん〜?」
私の好きなイチゴオレを買ってくれた。
y「俺が眠いだけ。あ、これ、膝枕代ね」
そうして手をつないでまた歩き出す。
y「この時間だと体育館はバスケ部だし、第一音楽室はブラバンか。・・・あ」
思いついたように私を見る。
y「美術部の部室だな(笑)」
「え?うちの部室ですか?」
y「今日部活ないんだろ?だったら空いてるじゃん」
「まぁ、そうですけど。でも、膝枕できるような場所はないですよ?」
y「それは次の楽しみにとっておくよ(笑)」
到着した部室。
テーブルに突っ伏して眠る先輩の横で私も一眠り。
今頃、テツくんと志穂ちゃん、うまくいったかな、なんて思いながら。
半分夢の中。
二人がどうなったか、それは・・・次の話のときにね(笑)
→あとがき