casual dream

□first love -12-
8ページ/9ページ




手をつながれて歩く廊下。





y「さーて、どこで時間つぶすかな」



とりあえずジュース買うか、なんて言って購買を目指す。



「・・・先輩?」

y「ん?」

「協力してくれたんですか?」

y「ん〜?」



私の好きなイチゴオレを買ってくれた。



y「俺が眠いだけ。あ、これ、膝枕代ね」



そうして手をつないでまた歩き出す。



y「この時間だと体育館はバスケ部だし、第一音楽室はブラバンか。・・・あ」



思いついたように私を見る。



y「美術部の部室だな(笑)」

「え?うちの部室ですか?」

y「今日部活ないんだろ?だったら空いてるじゃん」

「まぁ、そうですけど。でも、膝枕できるような場所はないですよ?」

y「それは次の楽しみにとっておくよ(笑)」



到着した部室。
テーブルに突っ伏して眠る先輩の横で私も一眠り。

今頃、テツくんと志穂ちゃん、うまくいったかな、なんて思いながら。
半分夢の中。






二人がどうなったか、それは・・・次の話のときにね(笑)








→あとがき
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ