casual dream

□first love -11-
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さっそく作戦スタート!



「じゃあね、今度、軽音部に一緒に行こうよ?」

『え?軽音部に?』

「うん。志穂ちゃん、バンドに興味あるって言ってたじゃない?」

『それはそうだけど・・・』

「一人で幸宏先輩が終わるの待ってるの寂しいんだもん。今度の土曜日、一緒に行こう?テツくんがベース弾いてる姿、見れちゃうよ?」

『志穂、チャンスじゃん!行きなよー』



テツくんと考えた作戦とは
「軽音部にご招待!ベースを弾いてるテツくんに惚れさそう!」
ネーミングは私なんだけど(センスないよね)



「幸宏先輩なら怖くないよ?大丈夫だから」

『でも、秀人先輩もケン先輩も怒らないかな・・・』

「大丈夫大丈夫(笑) 女の子きたら喜ぶよ。あ、差し入れ持っていこっか」

『差し入れ?』

「テツくんね、最近気に入ってるドーナツ屋さんがあって、それ買っていこう?みんなで食べて、仲良くなろうよ」

『・・・いいのかな』

「いいのいいの(笑)」






すんなりと事が進んで、ほくほく顔の私。




恋のエンジェルになれるかな?








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