casual dream
□first love -11-
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『テツくん、彼女いるのかなぁ。他の学校にいるって噂、本当なのかなぁ』
「え？なに、その噂」
『水城、知らないの？●●高校あるじゃない？』
「うちの近くの？」
『うん。そこにね、迎えに行ったりしてるのを見た子がいるんだってー。女の子と一緒にいたって』
テツくんに特別な子なんているはずがない。
●●高校・・・？
あれ、もしかして・・・。
「それって、幼馴染じゃない？」
前に聞いたことある。
●●高校に行ってる幼馴染がしつこい人に惚れられて、彼氏のフリして登下校してたって。
たぶん、そのときのことだ。
「それ、ちがうよ。私、テツくんに聞いたもん。幼馴染のボディガードやってたみたいだよ？」
『ほんと？』
「うん。ほんと」
ほっと胸を撫で下ろしている。
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