casual dream
□first love -11-
9ページ/10ページ
さっそく作戦スタート!
「じゃあね、今度、軽音部に一緒に行こうよ?」
『え?軽音部に?』
「うん。志穂ちゃん、バンドに興味あるって言ってたじゃない?」
『それはそうだけど・・・』
「一人で幸宏先輩が終わるの待ってるの寂しいんだもん。今度の土曜日、一緒に行こう?テツくんがベース弾いてる姿、見れちゃうよ?」
『志穂、チャンスじゃん!行きなよー』
テツくんと考えた作戦とは
「軽音部にご招待!ベースを弾いてるテツくんに惚れさそう!」
ネーミングは私なんだけど(センスないよね)
「幸宏先輩なら怖くないよ?大丈夫だから」
『でも、秀人先輩もケン先輩も怒らないかな・・・』
「大丈夫大丈夫(笑) 女の子きたら喜ぶよ。あ、差し入れ持っていこっか」
『差し入れ?』
「テツくんね、最近気に入ってるドーナツ屋さんがあって、それ買っていこう?みんなで食べて、仲良くなろうよ」
『・・・いいのかな』
「いいのいいの(笑)」
すんなりと事が進んで、ほくほく顔の私。
恋のエンジェルになれるかな?
→あとがき