casual dream

□first love -8-
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「やだ・・っ。やめて・・っ」








ばたばた抵抗しているとバタンと音がした。


次の瞬間、鈍い音がして目の前にいた狩野くんが視界から消えた。










y「・・・なめたマネしやがって」









先輩の拳をくらって狩野くんが倒れたことにようやく気づいた。




「先輩っ」


y「・・・ばか。だから、こいつには気をつけろって言ったんだよ」




狩野くんは口から血を流して。
拭きながら先輩を睨みつけた。




『痛ぇな』


y「てめぇがふざけたことするからだろ」




私が座ってた椅子を蹴って。
ポキポキと指を鳴らして、先輩はもう1発くらわそうとする。




「やめてくださいっ」


y「かばうのかよ」




先輩の背中に飛びついて、止めようとする。
狩野くんは立ち上がって、先輩を見据えた。



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