casual dream
□first love -13-
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2月に入って、進路がどうのこうのって話を本格的に担任がうるさく言い出した。
y「(だりぃ・・・)」
朝のHRから模試の話やらセンターの話やら盛りだくさんでうんざり。
y「(2月かぁ。水城、チョコくれんのかなぁ)」
頭の中を占めるのはいつだって彼女のこと。
料理はうまいのはわかってる。
お菓子もうまいのかな。
期待が膨らむ。
適当に授業も受けて昼休み。
ケンちゃんと飯を食おうと思っているときに俺の名前を呼ぶやつがいる。
『幸宏くん。ちょっといいかな』
隣のクラスの優衣。
水城と付き合う前に付き合ってた女。
別れたのは・・・どうしてだろう。
俺がなんとなく飽きたからなのかな。
学年一かわいいんだけど、それだけじゃ続かなかった。
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