casual dream
□first love -3-
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y「じゃ、明日、西口のミスド前に1時ね」
「はい」
y「じゃあね」
「・・・あの」
付き合い始めて2回目の金曜日。
「おうちまで送ってもらって・・・ありがとうございました」
y「・・・帰り道、水城になにかあったほうがむかつくから。じゃ」
手をあげて帰っていく先輩をみつめた。
「ただいまー」
『おぉ。水城、腹減ったー』
「え?お兄ちゃん、どうしたの?バイトは?」
『テスト期間なのでお休みでーす』
「あ、そっか。言ってたよね。今、作るー」
『俺、チキンカツが食いたいー』
「・・・めっちゃ俺様(笑)」
制服のまま、エプロンをつけてすぐに作り始めた。
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