《TOA》自分を見つめ直す物語
□真夜中に……
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夜、皆が寝静まった中、ある部屋だけには光が灯っていた。
《真夜中に……》
「ふぅ……」
僕は椅子に体重を預けて、後ろに大きく伸びをした。
背骨から、ポキポキと音が鳴る。
目の前には僕自身の身長より高く詰まれた書類、書類、書類。
これは僕に回ってきた、まぁ……宿題みたいなもの。
新しい武器の購入の許可や、任務のメンバー決めまで、多種多様。
本当に多い。
こんなの各自で勝手に決めればいいのに……とか思うけど、現実は変わらないんだよね。
僕は大きな欠伸をした。
時計を見てみると、もう深夜ニ時。
深夜まで続く書類整理はもう慣れたつもりだったけど、流石にこの時間帯までくると眠気がくる。
僕は椅子から立ち上がった。