\zzz/

□無色の君、有色の僕
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壊れた世界に、正しい罪を。



走り去った影に、光を。



月のない夜に、夢を。



点線に、ハサミを。



孤独癖に、鏡を。



涙に、理由を。








モノクロな君に、極彩の僕を。
















うまく笑えないんだ、と彼女は言った。



誰も信じられないんだ、と彼女は言った。



永遠に信じられるものなんて何もないんだよ、と彼女は言った。




過去に何があったか知らないが、本人が言うんだから多分本当にそう思ってるんだろう。





きっと。


彼女と彼女の世界は、色のないモノクロ。



けれど。

そんな彼女の側にいる俺と俺の世界は、色とりどりの極彩色。





「信じるから、裏切られる。
裏切られて馬鹿を見るのは、いつもあたし。
初めから信じなければ、傷つかない。


そゆことだよ、とーしろーくん」




「…オマエ、そんなんで毎日楽しいか?」




「全ッ然。でも、悲しいとか辛いより全然マシ」





「あのよー、俺思ったんだけどよ」





「んー?」





「オマエが毎日楽しくない理由作ってんのって、オマエじゃね?」




「何でさ」




「オマエが言う事は確かにわかる。俺だって裏切られるのは、嫌だ。


でも結局そうやって誰も信じないでるのって、自分を自分一人の世界に閉じ込めてるってことだろ?」





「なるほどね」




「だからよ、」




「うん」







「俺のこと信じてもいいぜ?」







「何でそーなる?」




「俺は難しい事わかんねぇ。
だがな、これだけは確実に言える。



俺は、絶対にオマエを裏切らない」






「ふーん。だから?」










「俺のこと、信じろよ」










「…うん、考えとくよ」









(君にも見せたい、君が笑う色のある世界)










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あたしもうだめかもわからん。

Plastic Treeのcellをイメージしてみたとかゆってみる(^ω^)


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