【限りない大地】

□明けまして!
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こそこそこそ・・・と。

男部屋に、1つの影が忍び込んだ。






「エネル・・・。起きろって・・・」


ゆさゆさと眠っているエネルの体を揺らして、名前を呼び、起こそうとしている。

体を揺さぶられ、んっと1つ声を漏らしてエネルはうっすらと目を開いた。

その目に映ったのは、この船の船長であるルフィ。

ニシシと彼特有の笑顔を向けられ、エネルはこんな時間になんだと少しイライラとしながらも体を起こした。




「なぁ、ちょっと付いてこい。」


ぐいっと手を引かれて、ハンモックを降ろされるエネル。

眠っている他のクルーの横を通って、外へと連れ出される。

外はまだ夜明けのようで少し寒い。

しかし、ルフィは気にしていないようにそのまま足を進める。

腕を掴まれたまま連れて行かれたのは、マストの下で。

ルフィはそこから腕を伸ばすと、見張り台までエネルを抱えて飛び上がった。















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