【狼の間】

□三者三様クリスマス!
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その日、CP9全員に休みが与えられた。
それも、突然。
何でも、スパンダムが思いつきでクリスマスパーティーをしたいと言い出したらしい。
エニエス・ロビー中の衛兵と給仕がワタワタとせわしなく動き回り飾り付けや準備が行われていった。
そして、その日の夜・・・





「よっしゃー!メリークリスマス!!」

乾杯!と、スパンダムの音頭で一斉にカチンとグラスが音を奏でる。
綺麗に飾り付けがされた応接室内で、華やかにパーティーが始まった。
今日は、無礼講と言っているだけあってCP9のメンバーは日頃の疲れを癒しているご様子。

「やっぱ、クリスマスって楽しいな!」

グラスに注がれた赤ワインに口をつけつつ、スパンダムが笑う。その言葉に、ルッチを含め皆、うんうんと頷く。

「長官にしては、珍しくいいことを思いついたのう。」

「そうね。珍しいわ。」

「お前ら、珍しいって言いすぎだ!!」

「セクハラですっ!」

「言い返したから!!?」

カリファの言葉にガーン!っと、ショックを受けてイジイジとすねる長官。そんな長官をブルーノが慰める。その光景を見た全員がいつもの事かと思っていた。

「ギャハハ!!まぁ、そう言ってやんなよ!楽しめてるんだしよ!!」
否、1人を除いてだったようだ。
ジャブラの言葉にスパンダムはキュッピーン!!っと音が付きそうな勢いで元気になり立ち上がる。
ん、何よりも強いなぁ〜ジャブラの一言(笑)

「あぁ!ジャブラだけだよ!!お前、やっぱいい奴だな!!!」

そう叫ぶと、ジャブラに抱きつこうとするスパンダム。
ジャブラも、酔ってきたのか、さぁ、来い!長官!!と言わんばかりに両手を広げてスパンダムを受け止めようとしている。
「ジャブラvv」
「長官vv」


・・・・・・ダンッ!!









ルッチ編→2

カク編→6

スパンダム編→10

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