SIDE BASARA
□戦いの時じゃ!!
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「うおあああああ!!」
「嘘だろォォォ--!?」
天狐仮面が吹っ飛ばされる。
気合いじゃあーとかって声には手を振って立ち上がろうとしない。
まったく、だらしないなぁ。
忍隊の長のくせに…
仕方ない、出てくか。
「試練はまだあるんだニャー」
意味不明な口調であたしは飛び出す。
は…恥ずかしくなんかないんだからね!!
「今度はこのオクラホマが相手DAAAAAAA☆」
「オ…オクラとな!?何と珍妙な出で立ち!」
今のあたしはオクラホマ!!
ただオクラ型の烏帽子を深く被っただけだけど。このオクラは拝借してきたから後で瀬戸内まで返しに行かなきゃいけないんだけど…
怖いなぁ。
「全国の野菜を代表してやってきた。毎度もぉりもりと仲間を食べて戴いて感謝している」
「おお!?そなたは噂に聞くオクラの妖精なのであるか!?」
「もちろんさ♪」
オクラの妖精はこの烏帽子の持ち主のことなんじゃ?
まあいいか…
「ではオクラホマ殿!手合わせ願いたい!」
「おうとも!」
あたしの返事に、幸村は走り出す。
…佐助を踏み潰しながら。
「嘘だろォォォォ!!!!!」
叫び声、完全スルー。
「烈火ァァァ!!」
「ファッファッファッファッ!!!!」
どうよ!
俺様超華麗――
「ぶべらッ」
ク リ ティ カ ル ?
そりゃないぜ旦那ァァ!!
ブッ飛ばされた先に
「うごっ」
なんか柔らかいもの……
…佐助か。
「あ…のー、璃瑠ちゃ…」
「うーわー、丁度いい布団だわ」
げしげしと尻で潰す。
うん、たーのしーい♪
「俺様…もう…らめぇぇぇ」
…ナンテコッタイ/(^o^)\
「完全燃焼ォォォ!!!」
こっちはこっちでヤバイ?
「ちょっ…なにす…やめっ……」
…平和的にいこうよ?
ね?ね??ね???
「燃えよ、我が魂ッ!!!」
「いやァァァ!!!!!!」
その後、ケガで2、3日
動けなかったんだw
…笑うしかないよね←
→あとがき→