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□あなたに罰を
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すべてはもう解決したこと。
もう、なんの心配もいらない。
…、そう思いたかった。
まだわたしにはやり残したことがある。
◆◇◆◇◆
「珠美先生、これを見てください」
追試の採点を手伝ってくれていた桔梗先生が眉間に皺をよせている。
「…。」
答案用紙に似顔絵と『珠恵ちゃん大好き♡』のらくがき
…ともゑくんだ。
「珠美はこんなに乳はでかくないな」
「葵理事！！」
「葵さんはあっちに行っててください」
「へいへい」
「だから言ったんです。追試なんかしても無駄だって。」
宝生に平穏が戻って、ともゑくんも前よりは授業に出るようになったけど
勉強の遅れはなかなか取り戻せない…
でも、留年はさせたくないもの。
「失敗には罰が必要なんです。私は何度もチャンスはあげませんよ。」