【これは11月になりとても寒い日の朝の出来事】
バンッ!!
『さいとぅ〜さ〜ん起きて下さ〜い!!朝ですよ〜』
千鶴はいつもは起きてくるはずの斎藤さんが、中々起きてこないので呼びに来たのだが…
『斎藤さん!起きてくださいよ〜ι』
と言いながら頬を膨らます千鶴だがしかし斎藤は起きない…
『もしかして拗ねてます?』
布団に潜ったまま
「………」
(拗ねてるな〜ιもしかしてあの事でかな??)
少し前に斎藤さんと名前で呼ぶように約束した事を思い出した千鶴であった…
(しかたないなぁ〜)
黙り続ける斎藤さんに千鶴
は腰を折り顔を斎藤さんの頬に近づけて…
『ちゅっ』
「………!!!???」
『フフっ♪一さん早く起きてください。名前で呼んでほしかったんですよね??』ニコ
「あぁ」
『そんな可愛い事してたら仕事に行かせたくなくなっちゃうですかぁ』
「…じゃあ、今日は休む。今日はお前と一緒にいたい」
『…!!〃〃』
『しかたですね〜今日だけですよ??』
「あぁ…明日からは【少し】頑張る」
少しを強調する一さんに呆れてるように笑っていた…
その後、いつの間にか一さんに抱きつきながら千鶴は眠りについていた。
「…千鶴も疲れてたんだな…」
そんな小さな呟きは誰にも聞こえなかった…
そして一も眠りについた…
その二人の寝顔はとても穏やかだったとこ…
END☸