刹那連鎖
□魔法使いと死ぬ気の炎〜ホグズミード〜
2ページ/11ページ
冬が近くなり、いよいよ第一回目のホグズミード村行きが決まりハリー以外の全員が受かれていた。
もっとも、6人はイマイチピンと来ていないのか、「楽しみだなー……」程度の反応だったが。
そして、ホグズミード行き当日。
6人は着いてすぐ、『三本の箒』に入った。
でがけにリボーンから伝言があったからだである。
「てめぇらホグズミードに行くんだろ?バタービールっつー飲み物があるらしい。買ってこい」
なぜ知っているのかとか、命令形で偉そうだなというツッコミはスルーしていただきたい。
ちなみに、ルーピンから譲り受けたとかそうでないとか。
まぁ、なにはともあれそれが理由でこの場所に来たわけで。
綱吉達が入っていくと、ホグワーツの生徒たちは勿論、中で会話をしている大人達まで綱吉達の顔に目を向け、顔を赤らめた。
そんな人達の姿を見て綱吉がずれた発言をする。
「風邪、ここでも流行ってんのか……。皆気を付けろよ?マフィアが風邪で寝込むって、何か情けないぞ」
「……確かにそうかも……。でも、皆引いちゃうなんてタチの悪い風邪……」
「そうだね。それにしても軟弱だよ。揃いも揃って風邪を引くなんて」
「同感です。ご自分の体調管理くらいはしっかりすべきでしょうに」
「つーか、10代目に万が一うつりでもしたらどうしてくれんだよ!」
「ははっ、落ち着けって獄寺!ツナなら大丈夫だって。なーツナ!」