刹那連鎖
□魔法使いと死ぬ気の炎〜ホグズミード〜
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「当たり前……クシュッ」
綱吉が返事の途中でくしゃみをし、途端に守護者達が慌て始める。
「じゅっ、10代目!?おおおおおお風邪を?く、薬!いや医者を!」
「ボス?大丈夫……?風邪薬買わなきゃ」
「あっはは、この中でツナに風邪うつしたやつ手ぇあげろよなっ!(真っ黒」
「山本、そんな面倒な事はせずに、全員墮としましょう」
刀と三叉槍を構えた二人に、あっという間に周りが青ざめる。
「山本、骸もストップ!隼人、クローム俺は平気だから!ちょっと鼻に埃がついただけだって」
半ば脅されている人達の耳に、綱吉の天の助けが届く。
ボスの言葉に4人は落ち着きを取り戻した。
だが。
コツン
「キャ〜〜〜!!!」
途端に、女子及び女性達から悲鳴のような歓声が沸き起こる。
雲雀が、綱吉の額に自分の額をくっつけたのだ。
周りの騒がしさもなんのその、あっという間に出来上がる二人の世界。
なぜだろう、二人の後ろだけピンクだ!
「ん……熱は無いね」
「だから、埃だって!恭弥は心配性だなぁまったく」
それは貴方に対してだけだと気づいてください、ボス。
「当たり前でしょ?君は僕の物なんだから」
「違うだろ?恭弥が俺の物なんだよ」
「いやだって言われても逃がす気は無いからね」
「そんなの俺にだってあるわけないし」
「……ヤンデレもいけるんですね」
ツッコミ所はそこじゃないです骸様!