ロック受話A

□絆
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快楽の虜になっていたロックの髪に、柔らかくキスを落とす。
「んっ・・・」
優しく口付ける俺の唇に気付いて、ロックが顔を上げた。
なに、その不満そうな顔。
「・・・変態」
余程恥ずかしかったのか、まだ頬が赤い。
「ごめん、もう意地悪しないから」
唇に、触れるだけのキス。
「ね?」
あやすように、ロックを覗き込む。
「絶対だな」
ロックは不貞腐れながらも、俺を許してくれたみたい。

「あっ、あ・・・!」
おもむろに蕾に指を忍ばせると、ロックの手が俺のシャツを握り締める。
ロックの身体って、とことん感じやすい。
「後ろもびちょびちょだね」
厭らしく笑って、そこに指を埋め込む。
「あんん・・・、あ、・・・い」
達したばかりの身体がありえないくらい反応して、俺の指をやわやわと締め付けた。
こんな狭いトコに俺のが入るんだと思うと、いつも眩暈がしそうなほどの劣情を催す。
「キスして」
俺の要求に、胸に顔を預けていたロックがこちらを向いた。
そしておずおずと、俺に口付けを施す。
「・・・ん、・・・んんっ!ん・・・っ」
後ろを弄られながら、ロックが口の中で喘ぐ。
ぬるぬると指を出し入れすると、ビクッと身体を痙攣させた。
「んっ、はあっ・・・!や、やあ・・・!」
蕾をなぶる指に感じすぎて、ロックがたまらず唇を離す。
俺もせっかくキスで気持ち良くなってきたのに、残念。

ロックの後ろがとろけてくると、指を増やして中に突き入れた。
「ひっ、ひんっ・・・!あ、あ、・・・あんんっ!」
俺の胸の上で、ロックが切なそうに嬌声を上げる。
「その顔、エロすぎだってば」
可愛い顔を見ながら、ロックの後ろをぐちゃぐちゃに掻き回す。
「やあんっ、や、や!きもちいい・・・っ!」
もう、ロックったらそんなに瞳潤ませて。

ロックが快感を持て余して、腰を振りだす。
「あんっあんんっ!・・・エドガ、ちょうだい・・・」
俺の指だけじゃ、もう物足りなくなってきたんだね。
よく見ると、俺の腹に自分のそれを擦り付けちゃってるし。
まじ無理。
俺は指を引き抜くと、敏感になったそこに、せわしなく昂りを捻じ込む。
「あああああっ!」
ロックが背を反らせて悲鳴を上げた。
俺はロックの腰を抱き込むと、前後に大きく揺さぶる。
「あんっ、あんっ、・・・いいっ、きもちいいっ・・・!」
「俺もすっごい気持ち良いよ」
腰を揺さぶりながら、唐突に下から突き上げてみる。
「ひゃんっ!やあっ、あっ、あっ!」
ロックが可愛く乱れ始める。
同時に蕾が締まって、俺の昂りにとんでもない快感を湧かせた。

「ちょ、ごめん・・・」
余りの甘美に、俺は動きを止めてしまう。
「や、エドガ、・・・動いてっ!」
「ダメ、俺がイっちゃいそう・・・」
俺はロックの身体を抱き締めて、しばし呼吸を整えた。
ロックは必死に快感を得ようと、肢体を捩る。
「もお、意地悪しないって・・・!」
あ、またロック泣いちゃう。
ていうか、そんな可愛い顔されたら、ほんとにやばいんだってば。

ロックの要望通り、俺は再び腰を揺する。
「あん、あんんっ!ああ、あ、エドガー・・・!」
後ろが醸し出す気持ち良さに泣きながら、ロックがつらそうに喘ぐ。
がむしゃらに突き乱して、奥を擦り上げると、急激に蕾が締まった。
「・・・ッ!」
情けなくも、俺の方が先に達してしまう。
それでも腰を突き上げて、どろどろになったロックの茎を扱いてやる。
「あ、あ、出る、出ちゃうっ!!いやっ、いやああっ!!」
迫り来る射精感に、ロックがガクガクと膝を暴れさせる。
「あああああっ!!」
後ろを咥え込みながら、ロックが俺の腹に精をほとばしらせた。


激しい運動のあとは、ふたりでベッドにぐったり。
俺はロックの身体を抱き寄せると、その余熱を味わう。
ロックも甘えるように、俺の足に足を絡ませてきた。
「こら、悪戯しないの」
「悪戯するのは、いっつもお前だろ」
楽しそうに、ロックが俺の足を弄ぶ。
俺はもうめんどいから、されるがまま。
ひとしきりじゃれると、ロックが不意に、俺の顔を覗き込んだ。
「・・・エドガー、俺のこと、ずっと愛してね」
さらっと凄いことを言われてしまった。
「当たり前だろ」
俺は綺麗なその瞳に口付ける。
「ロックがいないと、俺、泣いちゃうんだからな」
「ほんとかよそれ」
可笑しそうに、ロックが吹き出す。
でもこれ、本当のことなんだよ。
ロックがいない世界なんて、もう考えられない。

「ロック、愛してる」
改めて俺は、思いを告げる。
「うん、俺も」
なんてロックが可愛く擦り寄ってくるもんだから、俺の欲情が再沸騰。
「・・・またやりたくなってきちゃった」
ロックの上に覆い被さると、ようやく熱の冷めた身体に手を這わせだす。
俺はもうアニマル状態。
「お前、まじでタフだよな」
諦めたように、ロックが俺の愛撫を受け止める。

ロック、いつまでも一緒にいようね。
大好きだよ。


fin
2008.06.07
すまん
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