ロック受話A

□猫
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俺の腕の中で、可愛い猫ちゃんが呆れ返ってる。
「お前・・・、こんなん、どこで見つけてくんだよ・・・」
あ、猫ちゃんが喋った。
まあその猫ちゃんていうのは、虎毛の猫耳付けたロックなんだけど。
「俺はロックを可愛くするためなら、どんな努力も惜しまないよ」
後ろから、猫ちゃんの顔をにっこりと覗き込む。
実は猫耳の他に、猫手袋もはめてる。
丸っこい手も、ふわふわの耳も、どっちもかなり愛くるしい。
「答えになってねーよ」
猫ちゃんが俺を振り返って、鋭い目で威嚇する。
でも怒ってる猫ちゃんも可愛い。
「猫ちゃんは人間の言葉喋っちゃダメなんだよ」
「うるさ」
ロックが反抗する前に、唇を塞ぐ。
「ふ、ん・・・、んんー!」
不意打ちを食らって、ロックが口の中で騒ぎだした。
顎を掴んで上向きにさせると、舌を入れ込んで深く口付ける。
「んーっ!んっ、んっ・・・!」
抵抗する腕が邪魔。
おとなしくしてないと、意地悪しちゃうよ。
「・・・んんっ!・・・んっ」
ちょっと乳首弄ってあげると、猫ちゃんの身体がびくって反応する。
随分敏感な猫ちゃんだね。
服の上からそこを弄りながら、舌で口内を掻き回した。
「んっ・・・、は、・・・やぁ」
ロックが嫌がって、強引にキスから逃れる。
キスされながら喘ぐロック、せっかく可愛いかったのに。

俺に意地悪されて、猫ちゃんの瞳が潤んじゃってる。
「あ、んっ・・・、ばかエドガー・・・」
胸から指を離してくれない俺に、ロックが感じながら弱く睨む。
高慢な猫ちゃんも好き。
「ロックは猫ちゃんなんだから、喋っちゃダメだってば」
「だまれ、ていうかもう外す!」
えー!なんてこと言うんだよ!
ロックが猫耳に手をかけた。
当たり前のように俺は阻止する。
「もういいだろ、外させろよ」
「だめ、じゃあ俺も付けるから、それならいいでしょ?」
よくねーよって顔してるけど、しぶしぶロックが腕を下ろした。
しかも、少し期待したような表情で俺を見る。
俺が耳付けたとこ、見たいのかな?

「どう?似合う?」
俺も耳装着。
「・・・・・」
凄い引きっぷり。
蔑んだ笑い浮かべないでよ。
「つーか、なんでてめーは猫耳じゃねえんだよ」
猫ちゃん、超不機嫌な顔。
うん、俺のは狼さん。
ロックがズルイとかなんとか文句言ってる。
だって狼さんを襲ってもおもしろくないじゃん。
猫ちゃんの方が絶対可愛いし。
いや、やられちゃってる狼さんてのも結構おいしいかも。
あとでこっちも付けさせよう。
でもその前に、可愛い猫ちゃん苛めてあげないと。

「今日はロック、猫ちゃんね」
俺は後ろからロックを抱き込んで、ズボンの釦を外す。
「・・・このまますんのかよ・・・」
横目で睨むロック、ほんと猫耳似合いすぎ。
気まぐれで意地っ張りなロックにぴったりだよね。
「本当のアニマルプレイって感じが良くない?」
「よくねーよボケッ!」
後ろ向きで顔を殴られる。
猫パンチなんて痛くないよ。
「いつものえっちとそんなに変わんないんだから、別にいいでしょ?」
ロックの下を脱がせると、太腿を緩く撫で回す。
「・・・っ、気持ちの問題だろ!」
もう感じ始めてるくせに、わがままな猫ちゃんだなあ。
「じゃあ、そんなんどうでもよくなるくらい、乱れさせてあげる」

ロックの耳に噛み付きながら、陰茎を軽く握ってみる。
「あ、・・・やっ!」
あ、耳っていっても、本物の耳ね。
淫らな猫ちゃんは、それだけで感じて身体を捩る。
「変態・・・!変態!」
今更ロックに言われなくても知ってるってば。
この猫耳、ちょっと垂れてるところが、なんか怯えてるっぽくていいんだよね。
「猫ちゃん、可愛い」
前をさすりながら、タンクトップの裾に手を入れる。
「んんっ・・・、猫じゃねえよ!」
まだ逆らうの?
早く猫になりきってくれないかな。
「あ、あんっ・・・!」
指が胸の突起を見つけると、ロックが可愛く声を出した。
俺はロックの顔を見ながら胸を弄る。
「にゃあ、って鳴いて?」
そこをクリクリと捏ね回して、甘い快感を与える。
「や・・・、誰がっ!・・・あ、あっ!」
ふわふわの猫耳付けたロックが、頬を赤くしながら快楽に酔い始める。

ロックの前が、少し濡れてきた。
蜜を塗りつけながら、先端をぬるぬる弄る。
「やんっ・・・!や、や・・・」
膝を擦り合わせながら、ロックが快感に耐える。
「猫ちゃん、気持ち良いの?」
乳首も捏ね回されて、だいぶ硬くなってきた。
「あ、あんんっ、・・・馬鹿エドガー!」
「猫は猫らしく、可愛く鳴くだけでいいの」
茎を緩く擦り上げて、ロックを責め立てる。
「・・・てめーは、・・・あんっ、あ!・・・し、つこいんだよ・・・!」
こんなに勃起させといて、まだ無駄口叩く余裕があるんだ。

俺はロックをシーツに押し倒すと、後ろに親指を捻じ込ませる。
「あんっ!あ、・・・やあっ!」
猫ちゃんが下肢を震わせて、俺の指を締め付けた。
中で指を折り曲げながら、そこをぐちゃぐちゃに擦り上げる。
「やんんっ!や、やだあっ・・・!」
「ほら、にゃあって鳴かないと、イかせてあげないよ?」
ロックが勝手に出せないように、茎の根元をぎゅっと握る。
「や、エドガー、やだっ・・・!」
言ってるそばから人間語。
ロックは強情だから、相当追い込まないと折れないな。
「猫語で鳴いてくれないの?」
後ろを犯しながら、あと一回だけ確認。
「あ、あっ!んっ、・・・死ね!」
そこまで言うことないじゃん。
こうなったら絶対鳴かせないと気が済まない。

「じゃあイかせてあげない」
ロックの下肢から手を離すと、いつも通りに手早く茎を縛り上げる。
勿論リボンで。
「てめー、まじ死ねよ!」
ロックが猫ちゃん手袋を外そうとするのを、素早く捕らえた。
「腕も縛られたいの?」
俺は楽しそうにロックを押さえ込む。
猫ちゃんの顔がみるみる曇ってきた。
「あ、ロックは縛られた方が感じちゃうんだっけ」
「違う!てめーが無理矢理するからだろ!」
嘘ばっかり。
いっつも乱れまくって、最後は結局おねだりしてくるくせに。
「それ外したら、次は手も縛るからね」
でも一応手首は掴んでおく。
とりあえずロックがへろへろになっちゃうまで、安心できないんだもん。

再び後ろに指を咥え込ませると、ロックの腰がびくっと跳ねる。
「やんんっ!あ、ああっ・・・!」
「ロックが猫になりきってくれたら、いつでもイかせてあげるよ」
二本の指で中を掻き回しながら、ロックを誘導する。
「あっ、ああんっ!ふざけんなっ・・・!」
目の端に涙を溜めて、健気に悪態を吐いてくる。
前だって透明の液まみれで、強がってるのがバレバレ。
「ふーん、じゃあもっと苛めちゃお」
俺は後ろから指を抜くと、シーツの下からとっておきの猫アイテムを取り出す。
それをロックに見せ付けながら、ふわふわの毛並みを撫で上げた。
「これ、可愛いでしょ?」
「・・・可愛くねーよ!・・・そんなん、ぜってーヤダ!!」
ロックが逃げ腰になって、ベッドをずり上がる。
俺は足首を掴んでにこやかに笑った。
「全身縛ったことって、まだないよね?」
俺の脅しに、ロックがひるむ。
ロックが言うこと聞いてくれれば、そこまで酷い事しないのに。
「・・・縛るのだけは、いやだ・・・」
ロックが眉根を寄せて、諦めたように懇願する。
そんな顔しないでよ、猫ちゃん。
いっぱい気持ちよくしてあげるから、ね?
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