ロック受話A

□絆
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「エドガー・・・」
ロックがグラスを置くと、隣に座っていた俺の名前を呼ぶ。
気だるそうに俺の首に腕を回し、唇を合わせた。
「ふ、・・・んっ」
膝立ちで俺の脚を跨いで、抱き付くように口付けをしてくる。
戸惑いながら潜り込んでくる舌が可愛い。
「んんっ・・・、好き・・・」
唇を離すと、ロックが熱い吐息を洩らす。
「酔ったのか?」
酒気を帯びて、ほのかに火照った頬。
温もりを確かめるように、手の甲でその素肌に触れる。
「ちょっとだけ」
ロックがとろんとした目で俺を誘惑する。
酔いが回ると、ロックは少し積極的になるんだよね。

「今日は随分甘えん坊さんだな」
悪戯に、するりと脇腹を撫で上げる。
ロックがその感触に小さく身じろいだ。
「悪い?」
拗ねたように唇を尖らせる仕草に、俺の顔がほころぶ。
「ううん、可愛い」
普通に可愛いと言われてしまって、ロックは少し照れくさそうに視線を泳がせた。
褒められるの、苦手なんだ。
「ロック、好きだよ」
俺の愛しい恋人。
ロックは俺の言葉に気を良くしたのか、無造作に上着を脱ぎ始める。
上着をソファの下に投げ捨てると、熱っぽく俺を見て、ゆっくりと前を寛げた。
「エドガー、さわって」
ロックが恥じらいながら、俺の手を下肢に誘導させる。
今日のロック、本当に可愛い。
あんまり可愛いから、ロックのおねだり、聞いてあげようかな。

俺はロックの前を、下着の上から指でなぞる。
「あ・・・」
ロックが俺の肩に手を置いて、その動作を眺めていた。
軽く握ってやると、あんにゅい気味の顔が、僅かに眉をひそめる。
「もう勃ってきたね」
これだけで感じちゃうなんて、ロックの身体ってほんとエッチだよね。
下着の上から擦ってやると、次第にロックの呼吸が乱れ始める。
「あっ、あ、エドガー・・・」
自分のものをなぶられる様子を見ながら、ロックが声を洩らす。
いつもなら恥ずかしがって目を逸らしちゃうのに、どうしたんだろう。
俺は試しにそこから一旦手を離して、下着の中からロックの陰茎を取り出す。
「あ・・・、やっ!」
直接俺の手に触れられて、ロックがぴくっと身体を揺らす。
「ロックのここ、凄い濡れちゃってる」
親指で先端の蜜をぐりぐりと塗り込めると、ロックがすかさず顔を逸らす。
「あんっ、・・・あ、あっ」
やっぱり直に見るのは恥ずかしいのかな?

俺は先端を弄りながら、ロックの胸に唇を寄せた。
服の上からそこを啄ばむと、上体を捩ってロックが甘く鳴く。
「んっ、・・・あ、あんっ、・・・はあっ」
ちょっと舐めてあげると、乳首もすぐに硬くなる。
唾液でタンクトップが透けて、かなり卑猥な感じ。
「エドガー、・・・きもち、いい・・・」
これもいつもなら、ロックがわけわかんなくなっちゃってるときにしか言わない。
だから可愛くてしょうがない。
んー、可愛いから意地悪しちゃおっかな。
俺は弄っていたロックの胸と茎の先端を、唐突にえぐるように刺激してみた。
「やんんっ!やっ、・・・やんっ、ああっ!」
ビクビクと身体を震わせて、ロックが快感に悶える。
うわー、すっごいやらしい。
「ごめんね、意地悪しちゃった」
舌と指の動きを止めて、下からロックを見上げた。
ロックが少し涙目になって、俺を弱く睨む。
「馬鹿エドガー・・・」
うん、ロックのこととなると、俺、馬鹿になっちゃうから。

透けたピンクが悩ましくて、思わずそこに噛み付く。
「ひっ、・・・あ、あっ、やあ・・・!」
痛気持ち良い感覚に、ロックが高く声を洩らした。
強めに乳首を噛んであげたあとは、その痛さを紛らわすように、優しく舐め回す。
「はあっ、・・・あ、あんっ、ああっ」
それを何回か繰り返すと、服の上からでもわかるくらい、ツンと乳首が勃起してくる。
ロックの場合、痛いのも快感になっちゃうみたい。
胸をしつこいくらいに責めながら、ゆるゆると茎も扱いてやる。
「や、や・・・、エドガー、・・・あっあっ」
いつの間にか溢れだした蜜が、俺の手をスムーズに滑らせる。
ロックってば乳首弄られただけで、前が凄いびしょびしょ。
膝立ちになってたロックの腿に、淫猥に先走りが垂れていた。
「ほら、ロックの下、すっごいグショグショになってるよ」
わざとそこを覗き込んで、ロックの羞恥を煽る。
「んんっ、・・・ばか!・・・恥ずかしいから言うな!」
ロックが顔を真っ赤にして横を向く。
感じてる顔、俺に見られたくないんだ。

「厭らしいカオ、見せて」
茎を扱きながら、ロックの顔を無理矢理正面に向かせる。
「やだっ、や・・・!ああっ、・・・やめてっ」
ロックは俺から目を逸らせない。
だって下見たら、自分の恥ずかしいとこ弄られてるのが目に入っちゃうもんね。
「ロックのヤラシイ顔だけで、俺、イっちゃいそ」
俺の呼吸も相当荒い。
「あんっ、あ、ああっ!・・・ばかっ、ばかあっ!」
切なそうな顔してそんなこと言われても、余計に俺を駆り立てるってこと、まだ知らないの?
俺はたまらず、焦らしていた前を早急に擦り上げる。
「ひんんっ、ひっ!あ、あ、感じちゃうっ!」
たちまち襲い来る快感に、ロックの腰が揺れ始める。
「自分で腰振っちゃって、そんなに気持ち良いの?」
「い、・・・きもちい!あんっ、あんんっ!」
目尻に大粒の涙を溜めて、可愛く喘ぐ。
ロック、もうちょっとで泣いちゃいそう。
俺が前をぐちゃぐちゃに扱き上げると、ロックが甲高く悲鳴を上げる。
「やああっ!や、や、だめえっ!だめええっ!」

ロックがイってしまいそうなのを感じ取って、俺は下肢の動きを緩める。
あんなに荒々しく甘美を与えていた手は、今は微かな快感を生み出すだけ。
「や、エドガー・・・、やめないで・・・っ」
快楽の逃げ道を失くしてしまったロックは、感じすぎた身体を細かく震わせる。
「ロックのこと、泣かせたいなあ」
俺はロックを見上げると、目を細めて笑う。
ロックの下肢に添えられた手は、相変わらず小さな刺激を与え続けていた。
「や、やあ・・・、お願い・・・、も、イかせてっ」
小刻みに頭を振って、俺に哀願する。
可愛いすぎてヤバイんですけど。
「どうしよっかなー」
とか言いながら、茎をめちゃくちゃに扱く。
「やんんっ!やんっ、あっ、ああっ・・・!」
再び熱を高められ、ロックが淫らに喘ぐ。
ああもう、また腰揺らしちゃって。
「はい休憩」
ロックがイっちゃう前に、また手を止める。
俺の悪戯に耐え切れず、ロックがとうとう泣き出した。
「ひ、・・・うっ、・・・も、やだあ・・・」
涙を零し、甘美に囚われた下肢をぶるぶると震わせる。
「・・・すっごい可愛い」
ロック泣かせたから、俺はもう満足。

震える腰を抱き寄せると、ロックのぐちょぐちょになった茎を一心に扱く。
「あああんっ!あんっ、あああっ!」
ロックが俺の首にしがみ付いて、声高に嬌声を上げる。
極めつけに、鈴口をほじくるように責め立てた。
「だめっだめっ!イっちゃう、イっちゃうっっ!!」
半端なく腰を跳ね上げて、ロックが絶頂を迎えた。
ドクドクと脈打つそこを、軽く扱いて精を出し切らせる。
「・・・あ、・・・ああっ、・・・」
ロックは茫然とした表情で、俺の手に精を吐き出していた。
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