ロック受話A

□華
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今日は城を訪れる者が多いため、俺は王の間でお仕事。
ちょうど手の空いたところで、ロックが部屋に入ってくる。
リターナー側からの報告らしい。
ロックはこのところ、そこら中の街を飛び回って情報収集に勤しんでいた。
だから会うのも久しぶり。
えっちだって随分長い間お預けだったし。
それで俺は当然盛っちゃう訳で。

「ロック、・・・やりたい」
兵士達の目を盗んで、ロックの手をたぐり寄せる。
「お前はほんと馬鹿だよなー」
ロックが可笑しそうに俺の手を握り返す。
なんだかその笑顔も懐かしい。
「ていうか、仕事しろよ」
「そんなのあとでいい」
本当は良くないけど。
「んじゃ部屋行こ?」
寝室まで行く時間すらもどかしい。
「今ここでしたい」
「できるかボケッ!」
ロックが思わず大声を出した。
周りの者達が一斉にこちらを窺う。
ロックは気まずそうにしていたが、どうせなら人払いをするのに丁度いい。
俺はこの場にいた全員に、命令を下した。
「暫くの間、お前達は下がっていろ 私が命じるまで誰も入れるな」
その言いつけに、兵士達が王の間から静かに退室していく。
己の都合の為に権力を振るうなんて、最低な国王だ。
「偉そうに・・・」
ロックが呆れたように呟く。
実際偉いんだからいいだろ?


城の者達が全て引き払うと、早速俺はロックの身体を抱き寄せる。
「脱いで」
俺の言葉に、ロックが戸惑いがちに上着に手をかける。
こんなところでするなんて、さすがに気が引けるよね。
もしかしたら誰かに見られるかもしれないし。
俺は王座に深く座り込むと、頬づえをついて、さらに促す。
「下だけでいい」
上着を脱ぐ手を止めて、ロックが蔑視したような視線を送る。
だってすぐにでも入れたいんだよ。
でもその前に、ロックのこといっぱい苛めちゃうけど。
ロックが俺の首に手を回すと、顔を近付けて色っぽく囁く。
「仰せの通りにしてやるよ」
なにその変な言葉遣い。

ロックは俺の上に乗って横に座ると、ひじ掛けから足を投げ出す。
そして面倒臭そうに足首を揺らして靴を放った。
ロックってば無作法だなあ。
今度は自分のズボンに手を遣ると、ゆっくり下肢を晒していく。
俺を横目で見ながら焦らすように腰を浮かせると、ロックの可愛らしい陰茎が顔を覗かせた。
その情景に、軽い眩暈を覚える。
俺も上着を脱ぐと、ロックの腰を引き寄せた。
今からセックスするんだっていう雰囲気が伝わってきて、俺はもう欲情しまくり。
「焦んなよ、王様」
俺の待ちきれない様子を見透かされて、ちょっと決まりが悪い。
ロックが俺の頬を撫でて、誘惑してくる。
そんなことされたら、もうたまらない。

まだ下が脱ぎ終わっていないのにも関わらず、ロックの顎を持ち上げて深く口付けた。
「んんっ・・・!」
俺はキスを交わしながら、ロックの足から邪魔な衣服を取り払う。
真っさらになった下肢が悩ましすぎて、せわしなく腿を撫で上げ、滑らかな肌を堪能する。
ひたすらにそこを撫で付けると、ロックが快楽に取り込まれ始めた。
「ふ、・・・んっ、んん・・・」
口内に舌を差し込んで、蜜を絡め合う。
舐め尽くすように掻き回してあげると、ロックの舌が俺の口にも入り込んできた。
俺はそれを捕らえてキツく吸い上げる。
感じたように、ロックの身体がひくっと揺れた。

口付けを楽しんだあとは、ロックを焦らして苛めちゃおう。
腿だけを這う手に、ロックが次第に物足りなくなってきたみたい。
ロックがさらなる刺激を欲しがって、俺の手を掴んで自分の勃ち上がったそれに誘導する。
その仕草があまりに淫らで、思わず顔がにやけてしまう。
「ロックのエッチ」
不貞腐れながら、ロックが高圧的に指図してくる。
「・・・早く、さわれよ」
相変わらず素直じゃないんだから。
俺は、ロックが望むそこには触れてやらず、タンクトップの中に手を滑らせた。
「え、・・・や!」
すぐさま突起を見つけると、そこを指先で転がす。
「あ、やだっ、さわって・・・!」
「こっちでイかせちゃいたいなあ」
別のところを愛撫されて、ロックが咄嗟に俺の手を押さえる。
クリクリとそこを捏ね回すと、可愛い鳴き声が洩れ始めた。
「や、あんっ、・・・ああ、あっ」
甘ったるく下肢を捩って、ロックが熱を逃そうとする。
ロックの前、もう濡れちゃってるし。
乳首を弄ってあげると、どんどん先走りが零れだす。
「やだあっ・・・!あっ、あっ」
これだけで感じちゃうなんて、ほんとロックって淫乱。

ロックの媚態に、俺の前も深刻なことになってきた。
胸から手離すと、早急に後ろに指を埋め込む。
「やんんっ!いやっ、やっ、ああっ・・・!」
甲高く嬌声を上げて、ロックが乱れる。
閉じようとする足をわざと広げつけて、指の根元まで深く咥え込ませた。
「ひっ、ひんっ・・・!だめっ、・・・あ、あ!」
中を掻き回し、奥を擦り上げ、ロックの理性を奪う。
ロックが頬を赤く染めて、俺にすがり付いてくる。
「あんっ、エドガ・・・、や、やあん・・・」
「ロック、すっごい可愛いよ」
後ろをぐちょぐちょに溶かしてあげると、ロックの腰が大きく跳ねる。
まずい、可愛すぎてもう限界。

後ろから指を抜くと、ロックの身体を俺と向き合う格好にさせる。
俺が自分の前を寛げてる間、ロックが物欲しそうにその光景を見ていた。
限界なのは、お互い様かな?
「腰、上げて」
ロックが俺の肩に手を置くと、そこを支えにして素直に腰を浮かせる。
こういうときだけ言うこと聞いちゃうロックって、よっぽど抑制が利かなくなってるんだろうなあ。
「あっ、あ・・・」
とろけた蕾に俺の昂りをあてがうと、ロックが小さく声を洩らす。
そのままズブズブと飲み込ませ、ロックの中を俺ので満たしてあげる。
「ああっ・・・、エドガー・・・」
昂りを全て咥え込ませると、しばしその余韻を楽しむ。
圧迫される快感に、ロックが僅かに身じろいだ。
「はあっ、あ・・・」
俺に、快楽を求める眼差し。
ロックは入れられたままの状態に、下肢が疼いてしょうがないみたい。
「どうされたいの?」
緩く、ロックの腰を撫で回しながら、意地悪な質問をしてみた。
ロックが視線を下に落とし、恥じらいながら俺にせがむ。
「・・・っ、動いてっ・・・」
そんな潤んだ瞳で懇願しないで。
俺、暴走しちゃうじゃん。

腰を掴んでゆるゆると揺さぶりだすと、ロックが可愛く喘ぐ。
「あ、・・・あんっ、あんっ・・・」
繋がった箇所から襲い来る甘美に、本気で目が眩んでくる。
ロックなんて、今にもイっちゃいそうな顔してるし。
出し抜けに腰を突き上げると、ロックの身体が大きくしなった。
「ひんんっ!や、やっ・・・!」
ガクガクと腰を跳ね上げられ、ロックが俺の背にしがみ付いてくる。
「ひっ、ひんっ!・・・だめっ、だめえっ!」
マジ無理、俺の方が先に出てしまいそう。
せき立てられるように、ロックのぐちゃぐちゃになった茎を握り込む。
「いやああっ!・・・やだっ、やんんっ!」
そこを扱きながら後ろを突き乱して、ロックを絶頂へと追い遣る。
「あんっあんんっ!も、イっちゃうっ・・・!」
ロックの腰がビクビクと震えだす。
「ああああっ!!」
悲鳴を上げて、ロックが俺の腹に精を吐き出した。
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