ロック受話@

□裏
1ページ/1ページ

サマサの村から帰る途中の飛空艇内。
寝室に入るなり、突然恋人の態度が豹変した。
乗船前までは、仲間達と楽しそうに話していたのだが。
「なんでそんなにご機嫌斜めなんだ?」
「・・・・」
また無言か。
ロックは不貞腐れた様子で、俺の方を見ようともしない。
窓際の椅子に腰掛けて、俺から距離を取ろうとしているようでもあった。
重苦しい空気が漂う室内。
「理由くらい聞かせてくれても構わないだろ」
「・・・・別に・・・」
サマサを発った直後からずっとこんな調子だ。
俺はハァ・・・と溜息を吐いて肩をすくめる。
ロックは相変わらず不機嫌そうに外の風景を眺めていた。
「怒ってないで何か言ったらどうだ」
「・・・・怒ってねーよ」
言葉に棘が刺さってますけど・・・。
どう考えても怒ってるよな。
ロックは俺にちらりと目を向けると、また窓の外に視線を戻す。
「何がそんなに不満なのか知らないが、俺に八つ当たりされても困る」
「は?・・・誰のせいだと思ってんだよ」
ようやくロックがまともに口を開いた。
ここぞとばかりに俺は続ける。
「俺のせいだとでも言うのか?俺が何か怒らせるような事したのか?」
「知らねーよ、自分で考えろ」
プイッとそっぽを向いてしまった
俺は必死に思考を働かせる。
だが、どうしても思い当たるフシがないのだが。

しょうがない、ここは強行作戦だ。
ロックの前まで行くと、頬を両手で挟み込む。
そして強引にこちらを向かせた。
「ロック、俺の事、嫌いになったのか?」
不意打ちを食らったロックが、驚いた面持ちで俺を見る。
「やめろよ・・・!」
もがきながら俺の手を剥がそうとするが、俺はそれを許さない。
俺の切実さが伝わったのか、途端に暴れるのをやめた。
そして伏し目がちに呟く。
「・・・嫌いになんて、・・・なってない・・・」
「その言葉を聞いて安心した」
俺はそれだけで充分だった。
「嫌な思いをさせてしまったのなら謝る・・・すまなかった」
俺の関与しない所で、行き違いもあったのかもしれない。
でもたぶん、俺が何かしてしまったんだろうけど。
ロックが困ったような表情を浮かべた。
「俺も・・・、俺の態度も良くなかった・・・ごめん」
どことなく、少し拗ねた顔をして謝罪する。
何か言い淀みながら、ロックが言葉を繋いだ。
「でも・・・俺の前で、ガキまで口説こうとしてんじゃねえよ・・・」
ガキって・・・。
「リルムのことか?」
え?そんなことで?
「それに、・・・帝国の女にもフラフラしやがって」

なんだ、そういうことか。
「ロック、嫉妬してるのか?」
「ばっ・・・!自惚れんなボケ!」
ロックは顔が真っ赤だ。
「俺は怒ってんだからな!」
やっぱり怒ってたんじゃないか。
でも俺は凄く嬉しくて、思わずにやけてしまう。
ロックは今まで溜め込んでいたであろう言葉をぶちまけた。

「女と見れば誰かれ構わず口説きやがって!」
「いっつも俺ばっかり不安にさせられて!」
「本当は俺のことなんてどうでもいいんだろ!?」

声を荒げて、心の内を晒す。
そして俺はトドメを刺された。

「俺はもうそんなんやだ!もっと俺を大事にしろ!!」

それこそ最大級の口説き文句だ。
ロックは盛大に叫んだあと、ハッとして我に返る。
「あ、・・・ていうか違う!そうじゃなくて・・・・・勘違いすんな!」
顔が緩みっぱなしの俺に気付いて、ロックが見苦しく言い訳する。
そんなこと言われたら、むしろ勘違いでもいいとさえ思ってしまう。
「ごめん、ロック・・・寂しい思いさせてたなんて」
「だから違うって!マジになんな!」
でもロックのこういうところも、照れ隠しだってちゃんと知ってる。
本当に素直じゃないんだから。

隙を衝いて、ロックに口付ける。
「んんっ!」
ロックがこんなにも俺の事を想ってくれていたなんて。
愛しい。
「これからは、ずっとロックの側にいる」
「・・・・・・」
「もうロックの元から離れたりしない」
ロックの体をギュッと抱きしめる。
「・・・・・・それはそれで暑苦しい・・・」
もう、なんてこと言うんだよ。
雰囲気ぶち壊し。
めげずにニッコリ微笑んで、ロックを覗き込む。
「・・・・・しよっか」
布地の裾から手を入れて、脇腹をなぞる。
・・・と、ロックにその手を払われた。
「触んな」
え、それ、なにプレイ?
俺が戸惑っていると、ベッドに押し倒された。
「今日は俺が襲わせてもらうから」
不敵に笑って上から見下ろされる。
なんでそんなにノリノリなんだ。
「毎回ヤられっぱなしでたまるかよ」


「ん・・・ん・・・・っ」
「はあっ・・・」
ロックに唇を奪われると、俺はすでにされるがままだった。
口付けしながらシャツを脱がされる。
釦をひとつずつ外す、たどたどしい手つきが可愛い。
「ロックのキス、気持ち良い」
サラサラの銀髪に手を入れる。
俺の言葉に気を良くして、ロックが首筋から胸に舌を這わせてくる。
熱心に舐め上げる、その赤い舌が厭らしい。
いつも俺がそうしているように、ロックも指で俺の胸の突起を弄る。
「・・・・ッ!」
身体が震える。
ロックに全身の愛撫なんてされたことがないから、少し感じ過ぎているようだ。
「いつものお返し」
ニヤリと笑って、乳首に噛み付く。
舌と指で丹念に焦らされると、さすがの俺も下半身が反応してしまう。
「はっ・・・ロック、・・・上手すぎ・・・」
「感じてるエドガーって、結構ヤラシイな」
それ俺のセリフだから、などとは言えないが。

ロックは俺の欲情した姿に満足したのか、下肢に手を移動させてきた。
ベルトを引き抜いて、主張し始めた昂りを取り出す。
ロックが少し怯んだ様子で、俺のそこを掴んだ。
「いっつもこんなんにヤられてんのかよ・・・」
なんだか落胆しているようだ。
ロックが舌を出して、先端を舐めるふりをする。
やめて、マジでそれエロいから。
「エドガー、これ、どうして欲しい?」
俺のそこを弄んで揺らす。
「・・・ロックの、・・・・・、・・・・」
「聞こえませーん」
「ロックの、・・・口で、なぶってくれ・・・」
言われるのって、かなり恥ずかしい。
たったこれだけで恥ずかしいのだから、いつものロックの羞恥は相当なものなんだろうな。
・・・なんて事を考えていると、ロックの舌が、裏筋を舐め始めた。
「う・・・っ」
ぴちゃぴちゃと音を立てて、俺の茎を丁寧に下から上に舐め上げる。
そそられる情景に、俺の悪戯心が頭をもたげた。
野放しになっていた右足で、ロックの下肢を弄る。
「あっ!や・・・」
ロックの顔つきが変わった。
途端に眉根を寄せて、泣きそうな表情になる。
足の親指でグリグリ押し付けると、ロックが可愛く喘
「あん・・・っ!・・・あ、・・・邪魔、すんな・・・っ!」
ぐ予定だったのに、膝で足を押さえられた。
もうちょっとで逆転できたのに。

気を取り直したロックが、俺のを咥えて舌を転がす。
先端の窪みを刺激されると、いとも簡単に腰が跳ねた。
「あっ・・・ロック・・・!」
「そんなに物欲しそうな顔しちゃって、・・・イかせて欲しいの?」
濡れた唇で艶かしく笑う。
ロックが楽しそうに俺の先端を親指で弄り回した。
「っ・・・ロックの中に、入れたいっ・・・」
「だーめ、口でイかせてやるよ」
ロックは再び俺の昂りを口に含む。
根元を掴んで、口でじゅぷじゅぷと上下に吸い上げた。
苦しそうに奉仕するロックの姿に、俺の欲望が弾けそうになる。
「あっ、ロック・・・もう、離せ・・・ッ!」
髪を掴んで引き剥がそうとするが、ロックはそこを咥え込んで離さない。
「ロック・・・!ッ・・・、出る・・・っ!」
無理矢理そこから離した瞬間、ロックの顔に吐き出すことになってしまった。
「うわっ!!」
・・・・・・・・。
俺の精にまみれて、ロックが呆然としていた。
「・・・・・・・・・すまん」

俺の白い液体で汚された顔。
それは髪の一部分と、首筋にまで飛び散っていた。
酷く陵辱的な様に、俺は狂おしいほどの熱を沸騰させる。
「別に・・・エドガーのくらい、飲んでもいいのに・・・」
タンクトップを引っ張って、ごしごしと顔を拭う。
横の隙間から見える乳首と、裾から見える脇腹が、たまらなく淫猥だ。
「ロックの口に出すのは、さすがに気が引ける」
「エドガーだって、俺の飲んでるじゃん」
ロックが精液の付いた前髪を掻き上げた。
濡れていない箇所がパラパラと落ちて、官能的すぎる。
「ちょっと・・・・・・・また勃ってるんだけど・・・・」
ロックが俺のそこを、不可解な物体でも見るような目付きで指差す。
「しょうがないだろ ロックがエロすぎるんだから」
「べ、別に俺、何もされてないだろ!」
「『されてない』とか言う辺り、犯られる気満々だな」
そろそろ苛めちゃってもいいかな?
などと思い始めて上体を起こす。
と、またロックに押し倒された。
「てめーは下で喘いでろ」
とか言われるし。
まだ俺、犯されてなきゃならないのか。

ロックが下着ごとズボンを脱いで、俺の腹にまたがる。
揺れる陰茎が、淫らに蜜を垂らしていた。
「ロックのここも、大変なことになってるよ」
意地悪に、濡れたそこを突付いてみる。
「あっ!触んなボケ!てめーが弄るからだろっ!」
バシッと胸板を叩かれた。
普通に痛い。
ロックは俺の勃ち上がったそこを掴んで、自分の蕾に捻じ込む。
「ん・・・っ、・・・はぁ・・・っ」
「慣らしてあげようか?」
「・・・くっ、・・・余計なお世話だ・・・っ!」
なに今日のロック。
ここまで頑なに責めなくてもいいのに。
先っぽだけ咥え込ませると、ロックが辛そうに息を吐く。
「はあっ・・・、あ、・・・・エドガーは、寝てるだけで、いいからっ・・・」
ロックの中心の昂りが、はしたなくフルフルと震えていた。
腰を掴もうとして、また手を払われる。
「ッ・・・手ぇ出すな!・・・・・ぜええっっっったい動くなよ?」
「保障はしない」
なんか睨まれた。

ロックがゆるゆると、腰を上下に動かし始めた。
慣らさずに飲み込んだそこが、俺のを咥えてギュウギュウと締め付ける。
「くッ・・・・!」
「あっ、・・・・あ、あ、」
感じ始めたロックが可愛らしく声を洩らす。
犯されてるのに、こっちが犯しているような気分になる。
俺のものを咥え込んだ箇所が、厭らしく水音を立てていた。
「ロックの中、めちゃくちゃヤバイ」
「うるせっ・・・!おとなしくヨガってろ!」
ようやくロックのそこが、俺の昂りを全て飲み干す。
ロックは頬を紅潮させて、切なそうに呼吸を整えていた。
「エドガーの、・・・きもちい・・・っ」
「もっと気持ち良くしてあげるよ」
快感に囚われてしまったロックの腰を掴むと、唐突に激しく突き上げた。
「やああああっ!やっ、や、やだっ・・・!」
「こうされた方が、感じるでしょ?」
繋がった箇所が外れてしまいそうなほどに、ガンガン腰を突き入れる。
下肢からぐちゅっぐちゅっと、卑猥な音が聴こえた。
ロックが堪え切れずに涙を零す。
「あんっ、あんっ!・・・ばか・・・っ、揺すんなっ・・・!」
泣きながら快感に耐えるロックが、たまらなく可愛い。
「やあっ!や、・・・だめえっ!・・・・・エドガ・・・!」
つらそうに、ガクガクと膝が震える。
何の前触れも無く、ロックが達してしまった。

「あっ・・・・あ、・・・っ」
俺の腹に精を撒き散らして、ロックはビクビクと射精の快感に酔う。
欲望を出し切ると、俺の身体にへたり込んだ。
俺はロックのその肢体を支えて、上体を起こした。
「じゃあここからは、俺が攻めさせてもらおうかな」
達したばかりのロックの腰を掴んで、体勢を入れ替える。
「今度は俺が上ね」
「あっ、やだ・・・っ」
快楽の波から醒めたロックが、体をよじって抵抗する。
嫌がる足を引き寄せて、俺の昂りを深く突き込む。
「ひんっ!・・・・・くそっ、ふざけんな・・・っ!」
「可愛く鳴いてくれたら、イかせてあげる」
今日初めて、ロックの胸に触れる。
「ひっ!あっ、あっ」
軽く乳首をつねると、ビクッと体を強張らせて喘ぐ。
俺のそこを咥えた蕾が、厭らしく収縮した。
「んあっ、あ、弄んな・・・ばか!」
悪態ばっかり吐いてるけど、本当は気持ちいいクセに。
乳首弄っただけで、勃起させてるそれは何?
腰まで揺らしちゃって、ほんとヤラシイんだから。
「あーダメ ロックが淫乱すぎて、俺が持たない」
「っ・・・だまれ!鬼畜王が・・っ!」
ロック、ネーミングセンス抜群かも。
鬼畜王とか言われた。

「じゃあ、ロックはもうちょっと我慢しててくれる?」
鬼畜王って・・・・・少し、ほんの少しだけ傷ついた。
だからロックがイかないように、根元を握る。
「ひっ!・・・ばかエドガー!変態!」
罵声すら快感のスパイス。
「その変態に犯されて、あんあん言っちゃってるのは誰なのかな?」
俺の剣が、ロックの悦いところだけを攻める。
「ひんんっ!ひっ、や、やだあっ!」
「ほら、いつもみたいに、気持ちイイ、って言って?」
ロックが限界に近い。
俺は腰を掴んで、ぐちゃぐちゃに中を掻き回す。
「あんっ、あんんっ!・・・・きもち、いっ・・・・!」
理性の飛んでしまった顔で、ロックが鳴いた。
俺は腰を抱え上げて、上から突き刺すように犯した。
「やあああっ!あっ、あんっ・・・!エドガ、イっちゃう・・・っ!」
根元から手を離すと、ロックは体を痙攣させて白い液体を吐いた。
俺もそのキツくなった中を充分に堪能してから、ロックの腹に精を吐き出した。


セッツァー「これから魔大陸行くっつーのに、そんなことしてる場合かアホ共!!」


fin
2008.04.28
[戻る]
[FF6 TOPへ]
[妄想部屋TOPへ]
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ