ロック受話@

□声
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こないだの一件で、なんかロックがマゾ気質を自覚したらしい。
俺にとっては大変喜ばしいことだ。
ロックはすでに俺から離れられない存在になっている。
かく言う俺も同じだが。
精神が壊れてしまう前の、ギリギリの範囲が難しい。
俺達の愛情表現は間違っているのではないのかと、時々考える。
しかしロックがそれを望むなら、俺は惜しみなく与えてやるつもりだ。

愛しくてたまらない恋人。


「あ・・・あのさ・・・エドガー」
ロックがなにやら言い難そうに、俺の腕を引っ張った。
「ん、どうした?」
俺は書類から目を離し、ロックの方を見遣る。
「・・・・・」
「ん?」
ロックは斜めに視線を落とし、先に続ける言葉を探しているようだった。
「・・・・やっぱり、いいや・・・」
そう言い捨てて、勢いよくソファに飛び込んだ。
仰向けになりながら両手で顔を覆う。
ウーだのアーだの呟きながら、ゴロゴロと体を転がらせていた。
・・・可愛い。
突然動きを止めたかと思うと、またゴロゴロを繰り返す。
そのうちジタバタと暴れ始めた。。
・・・・挙動不審。
やれやれと思いつつ、デスクの上を片付ける。
今日はもう仕事は終わり。
ここからは恋人との甘い時間。

「何か、おねだりかな?」
ロックの足元に座って、腰を引き寄せた。
無造作に下肢の衣服を脱がせ始める。
嫌がるような素振りも見せず、ロックは何か言いたそうに俺の行動を眺めていた。
外気に晒された肌が、小さく身震いする。
「・・・おねだりっていうか、その・・・」
「なに?」
足を開かせて、内腿に優しく口付ける。
時々強く吸って、所々に俺の烙印を刻ませた。
「あ、俺・・・エドガーに、・・・・・・」
ロック自身を口に含んで、軽く吸い上げる。
「あっ!」
深く咥えて、先端を舌で刺激する。
ロックの腰が小刻みに揺れた。
「あっ、あっ、・・・エドガー!」
切なそうに俺の名前を呼ぶ。
音を立ててそこをなぶると、ロックの手が俺の髪を掴んだ。
それを合図に、ロックのそこから唇を離す。
「ベッド行こっか」

ロックを抱いて、ベッドまで移動する。
「さっき、何を言いかけたんだ?」
「・・・えと・・・・」
さらに言い淀む。
ロックはもじもじと指を擦り合わせていた。
まだ教えてくれないのか?
俺は悪戯に、濡れたそこを指で弾いた。
「あっ!」
「言わないと、苛めてやらないよ?」
にっこりと、とんでもないことを言ってみせる。
できれば今すぐにでも、ヨガらせて泣かせてあげたいんだけど。
根元の皮膚を、焦らすように指でなぞる。
「あっ、その・・・・そういうのが、・・・されたい・・・」
「ん?」
そういうのって、・・・どういうの?
ロックが恥ずかしそうに言葉を繋ぐ。
「エドガーの、声で・・・、いじめて・・・・」

また突然何を言い出すのかと思ったら。
それならいつもやってるような気がするけど。
「ふーん、あれだけじゃ物足りないんだ」
ニヤリと笑ってロックを覗き込む。
「そうじゃないけど・・・」
早速開始。
「そういうことでしょ?ロックはエッチだよね」
茎をギュッと握り締めた。
「ひっ!あっ・・・!」
「ほら、ここ、どうして欲しいの?」
そこを握ったまま、親指で先端をゆるゆると撫でてみる。
ロックが泣きそうな顔で、唇を噛み締めていた。
「あっ、や・・・やだ・・・」
「いやじゃないでしょ?言わなきゃこのままだよ?」
俺の言葉に感じてるのか、徐々に窪みから蜜が零れ始めた。
胸にも手を這わせ、ロックを追い込む。
「乳首もこんなに勃たせちゃって」
「あっ!あっ・・・やっぱり、恥ずかしい・・・っ」

本当にもう我侭だなあ。
でも今更やめてあげない。
どうせなら、とことん辱めて泣かせちゃお。
「そうだね ロック、凄く恥ずかしい格好」
実際、上半身は服を身に付けたままなのに、下肢だけがはだけられている状態だった。
服の上から、すでに硬くなった乳首を弄る。
正面から両脇に手を入れ、親指でグリグリと捏ね回した。
「あんっ!いやっ、やあ!」
「嘘はよくないな」
ロックは潤んだ目で、イヤイヤと首を振る。
「どうして欲しいか言わないなら、またここだけでイってもらおうかな」
「やだ・・・っ!お願い、触って・・・!」
ロックが耐え切れないというように、俺の手首を掴む。
こんなに顔くしゃくしゃにしちゃって。
可愛い。

「どこを触って欲しいのか、わからないよ?」
タンクトップを捲り上げて、胸の突起を舌で舐め上げた。
「あっ、やだあ!」
「ロックは淫乱だから、ここだけでイっちゃうんだよね」
舌先で突付きながら、反対側は指で摘む。
言葉で責められたロックの体が、ビクビクと震えた。
「エドガー、お願い・・・っ、俺、もおっ!」
「ここ、気持ち良いの?俺にわかるように言って?」
ロックが自分の口から言うまで、下は触ってあげない。
「あんっ、あっ!気持ち、いいっ・・・!」
「どこが気持ち良いの?」
執拗に胸だけを責め立てる。
「あっ、あっ・・・!乳首、きもち・・い・・・っ!」
「そっか、ロックはここ弄られるの、好きだもんね」
両胸を同時にキツく摘み上げると、ロックがビクッと体を震わせた。
「やあああん!!」
途端にロックは吐精してしまった。

冗談で言ってただけなのに・・・。
本当に胸だけで達してしまうとは。
つくづくロックはマゾ体質なんだと実感する。
「はあっ・・・あっ・・・」
自分でもまさか射精してしまうとは思わなかったらしく、ロックはしばし呆然としていた。
「あれだけでイっちゃうなんて、ほんと可愛い」
体を抱き起こして口付けを交す。
「ふんん・・・っ!」
濡れた唇が心地良い。
ロックがここまで苛め甲斐があるなんて。
しかも自覚しちゃってるし。
さっきも相当感じてたし。
もうちょっと苛めても、大丈夫だよね。
「イっちゃうほど気持ち良かったんだ、俺に言葉で責められて」
「・・・やめて・・・・恥ずかしい・・・・」
下肢に手を伸ばすと、出したばかりのそこを弄る。
「あっ、や・・・っ!」
「ロックが出した液で、すごいびしょびしょだね」
ロックは羞恥のあまり、思わず顔を背けた。
ゆるゆるとそこを軽く扱く。
「あっ、あん・・・!」
そこから手を離すと、意地悪く目の前で濡れた指を擦り合わせる。
くちゅくちゅと厭らしい音に、ロックが頬を赤く染め上げた。
「やだ・・・もう、やめて・・・」
「だめだよ、ロックがやりたいって言いだしたんだから」
濡れた手をロックの胸に塗りつける。
「ひっ!」
下肢から胸へと、何度も精液を塗りたくった。
ロックのそこが、白い液体でぐちゃぐちゃになる。

「ほら、また勃ってる」
胸の先端をクリクリと弄る。
「あんっ、あっ!やあ・・・!」
「もう一回、ここでイっちゃおっか」
背後から腕を回し、両方の乳首をぬるぬるに弄り回す。
「あんんっ!やっ・・・やだあっ!」
ロックの膝がガクガクと震える。
前の恥部も勃ち上がり、淫らに蜜を零していた。
もしかしたら、本当にまた乳首だけでイっちゃうかもな。
でも淫乱なロック、可愛い。
「あっ、あんんっ!やああっ!」
後ろから耳元に、吐息をかけながら囁く。
「ロックのここ、ぬるぬるでヤラシイね」
ロックが切なげに首を振る。
「や、エドガ・・・!出ちゃう・・・っ!」
先端に爪を立てると、ロックは二度目の絶頂を迎えた。
「ああああっ!!」

ロックが何度射精したって、俺はまだ満足しない。
ハアハアと息を吐くロックに、さらに追い討ちをかける。
「ロックは、乳首だけで二回もイっちゃうくらい淫乱なんだよ」
ロックを後ろから抱き締め、優しい声で言い聞かせる。
「も、・・・恥ずかしいよう・・・っ」
ポロポロと涙を零しながらしゃくり上げる。
すでにロックの羞恥心は極限状態らしい。
・・・ヤバイぐらい可愛いんですけど。
衝動的にロックを押し倒して、体勢を変えさせる。
「もっと気持ちイイことしよっか」
ロックの足元に移動し、両膝の裏を持ち上げる。
膝が胸に付くほどに折り曲げて、蕾に唇を這わせた。
「あっ!やあ・・・!」
「ロックの恥ずかしいとこ、全部見えてるよ」
わざとぴちゃぴちゃ音を立てて、そこを舌で舐め回す。
ときおり舌を差し込むと、ロックが可愛く喘いだ。
「ああっ・・・あんっ!感じちゃう・・・」
舌の感触に慣れてくると、物足りなさそうに腰が揺らいだ。

「ロック、どうして欲しい?」
「あ・・・、ゆび、ゆび入れてほしい・・・」
「指を入れてどうすればいいの?」
「なか・・・めちゃくちゃにうごかして・・・っ」
ご要望通りに。
俺は蕾に指を突き入れ、ぐちゃぐちゃに掻き乱す。
「やあああっ!ひっ、ひんん!」
「ロックの中、すっごいぐちょぐちょ」
感じる箇所を探して、そこだけを突く。
「あんっ!あんんっ!きもちい・・・っ!」
「どこが気持ちいいのかな?」
指を緩く動かしながら、ロックの言葉を待つ。
「おしり・・・きもちイイの・・・」
「そっか、お尻が気持ち良いんだね」
快感に酔ってしまうと、大抵ロックは素直になる。
濡れそぼった茎を軽く掴んで、左右に揺らした。
「じゃあなんでここは、こんなに勃ってるのかなあ?」
「あっ、・・・俺が、・・・エッチで、いんらんだから・・・っ」
「うん、そうだね」
そう言って俺は蕾から指を引き抜く。

「ちゃんと答えられたから、ご褒美あげようね」
濡れた蕾に、俺の欲望を突き刺した。
「やああああっ!!」
体を痙攣させて、ロックは軽くイってしまったらしい。
蕾が収縮して、俺のそこを物凄い快感が襲う。
「あっ・・・あ・・・・」
鈴口からビクビクと精を流すロックに興奮する。
ロックが精を出し切る前に、俺は腰を掴んで激しく揺さぶった。
「ひっ、ああっ!あんっあんっ!!」
ロックが泣きながら、俺にしがみついてくる。
「こっちも弄ってあげないとな」
濡れた茎を掴んで、ぐしゃぐしゃに扱く。
「ひんんっ!きもち、い・・・っ!」
「ロック、どこが気持ち良いの?ちゃんと言って?」
先端を弄りながら意地悪に訊く。
「あっ、あんっ・・・!おちんちん、きもちいいっ・・・!」
ロックは快楽に流されていた。
すでに俺のことさえ見えていないはずだ。
「ああっ、あっ、あんっ!」
俺はようやく満足すると、激しく中を打ち付ける。
「あんっ、あんっ!あっ、あああっ!」
最奥を突き上げて、俺は精を吐いた。
「あああああっ!!」
ロックもまた、悲鳴を上げて精を撒き散らした。


「穴があったら入りたい・・・」
「俺は穴があったらまず入れる ロックに限るけど」
痛い。
なんか殴られた。
「てめーはやり過ぎなんだよ!!」
心外な。
ロックがして欲しいって言うからあんなに頑張ったのに。
「もうエドガーになんか頼まない!」
えええええ。
じゃあ他に誰に頼むってんだよ。
賭博師だけはやめてくれよ。
あいつもかなりのサドなんだから。
「またセッツァーに愚痴聞いてもらおっかな」
ほら、言ってる側から。
この浮気性。
「ばーか、嘘だって 情けない顔すんな」
キスされた。
情事の後って、いっつも立場逆転してないか?
まあ別に気にするほどのことでもないな。
ロックがいつも笑っていてくれるのなら、俺はそれでいい。


fin
2008.04.26
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