ロック受話@

□音
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俺は徹夜で作業台に張り付いていた。
愛しの恋人に喜んで貰おうと、一心不乱に取り組む。
明け方近くまでかかって、ようやく完成した。
「できた・・・」
苦節一年。
何度も失敗を繰り返し、なんとか形になった。
早くこれでロックをいじめたいなあ。


ロックとは、もう三ヶ月以上会っていなかった。
どこぞの秘境だかに、隠れたお宝があるらしい。
「じゃ、そのうち帰ってくるから!」
自由奔放な恋人は、そう言って俺の前から華麗に旅立った。
俺より宝の方が大事なんだ・・・。
毎夜、枕を涙で濡らし・・・てはいないけど。
それより、擦り寄ってくる女達に悩まされた。
ロックがいないと、この持て余した性欲をぶつける術がない。
何度も誘惑されそうになったが、果敢に耐え抜いた俺を褒めて欲しい。
今すぐに、ロックに会いたい・・・。


「ただいまー!」
何の前触れもなく、ロックは俺の元へ帰ってきた。
「どうした?なに泣きそうになってんだよ、王様」
俺は感慨無量の面持ちで、ロックを抱きしめる。
「よく無事に帰ってきてくれた」
「それ、大げさすぎだろ」
ロックは、俺の気持ちなんてまるでわかっていない。
ロックがいない間、俺の心は休まる暇なんてなかったのに。
「体は何ともないのか?変な輩に犯されなかったか?」
「そっちかよ!」
「・・・・ロック、会いたかった」
俺はロックの頬を両手で挟むと、愛おしそうに口付ける。
「ん・・・・」
久しぶりの柔らかい唇の感触に、俺は抑制が利かなくなった。
「・・・脱がせていい?」
「・・・・・・」
少し困り顔のロック。
マズイ、焦り過ぎた。
「ごめん、状況を考えるべきだったな」
ロックは長い旅が終わると、一番に俺のところへ戻ってきてくれた。
それだけで、俺を想っていてくれたのだと十分満足するべきなのに。
「旅の疲れもあるだろうし、・・・悪かった」
「・・・・そうじゃなくて・・・」
なにやら言い淀む。
「その前に、風呂入りたい」

ふたりでゆっくりと湯船に浸かる。
そりゃ秘境にまで赴けば、体を洗う場所なんてない。
せいぜい川で水浴びくらいだろう。
湯船の中でロックを後ろから包み込む。
「やっと・・・ロックの体に触れられた」
「・・・・・・・」
無言。
俺、変なこと言った?
「なに?」
「・・・・こんなトコで、盛ってんじゃねーよ・・・」
ああ。
ロックの腰に当たっていた俺の昂りがバレたらしい。
そうだね、これじゃ不公平だ。
と適当な言い訳をして、ロックの前に手を這わせる。
「・・ッ・・・・あ!・・・ばか、待てってば・・・!」
待てない。
もう三ヶ月も待たされたんだ。

「やっ、あっ、あっ」
濡れた可愛らしい声が、浴室内に響く。
湯に溶け出した蜜を逃すまいと、指で先端をえぐる。
「ん、ぃやっ!あ、エドガ・・・ッ!」
「ロック、こっち向いて」
顎を掴んで無理矢理に俺の方を向かせる。
そして斜めに口付けた。
「ん、んんっ!・・・・はっ・・・」
鈴口に爪を立てると、ビクッと体が跳ねる。
「あんんっ!・・・やだっ!」
久しぶりの、ロックの泣きそうな表情に酷くそそられた。
「エロい顔」
「あんっ!あ・・・言うな・・・っ!」
「その顔だけでイっちゃいそう」
実際、それじゃ情けないから我慢するんだけど。
先端を指でグリグリ掻き混ぜると、ロックの体が震えた。
「あ、あ、あんっ、あああ!」
ちゃぷちゃぷと、浴槽のお湯が音を立てる。
ロック、もう限界かな。
快感の合間を縫って、胸の飾りを弄る。
「ひっ、や、いやあっ!」
腕の中でロックが暴れた。
ロックはどこもかしこも感じ易いんだよね、ほんと。
胸と陰茎を同時にギュッと掴むと、ロックは可愛らしい声を上げて達した。

浴槽の縁に腕を投げ出して、ロックは荒い息を吐いていた。
「は・・・ぁ、・・・・久しぶりなんだから、・・・っ手加減しろよな」
「しょうがないだろ、ロックのあまりの可愛さに理性が持た」
まで言うと、ロックが俺のモノを手で掴んだ。
余りの嬉、いや、突然の事に、俺は驚きを隠せない。
「くそ!いっつも俺のことばっかり責めやがって!」
ロックは腹立たしげに、俺のそこを手で扱く。
そんなに乱暴に動かしても、お風呂の中じゃ痛いだけだよ。
・・・ちょっと気持ちイイけど。
「その余裕そうなカオ、ムカつく!」
俺はロックのその腕を捕らえる。
「エドガーはズルイ!俺だけいつもあんなに・・・・」
言葉に詰まる。
「あんなに、なに?」
「〜〜〜うるさいっ!」
「あんなに、ヨガらせられて?」
耳まで真っ赤にして、ロックが俺の手を振り解く。
意地っ張りなとこも可愛い。

俺は湯船から立ち上がると、ロックの腰を取って浴槽の縁に押し付けた。
たまらず後ろから昂りを突き刺す。
「いっ・・・、やだっ!」
長いこと閉じていた蕾は、突然の異物の進入を拒むように収縮した。
キツ過ぎる締め付けに、俺は顔をしかめる。
「ひっ・・・・あ・・・!」
ロックはフルフルと頭を振って、切なそうに身悶える。
慣らされていないそこは、俺の昂りをギュウギュウと圧迫していた。
「あ、・・あっ、あっ」
徐々に腰を動かすと、気持ち良さそうな声が洩れる。
「ロックの中・・・、ヤバイ」
「あんっ!あ・・・だまれっ・・・・ばか!」
夢中になって、激しく中を突き立てた。
ズルズルと中を擦り上げて、快感に酔わせる。
「あっ、いやっ、いやああ!」
前も弄ってやると、ロックは呆気なく射精した。
俺も耐え切れず、ロックの中で果てた。


ぐったりしたロックを抱えて浴室から出る。
ベッドに横たえさせると、水を飲ませた。
「ん・・・おいしい・・・・、もっと」
口移しで水を注ぎ込むと、ロックが俺の舌を舐めてくる。
先程の熱が抜け切らぬままに、口付けをせがまれた。
「んん・・・、んっ」
ためらいながら俺に甘えてくる腕が可愛くて、意地悪に乳首をつねる。
「んっ!・・・あっ!」
もう片方を口に含んで転がすと、敏感に体が反応する。
あーあ、あんなに腰揺らしちゃって。
厭らしいの。
胸の先端を爪で引っ掻いて、さらに歯を立てる。
「やんっ!・・・いやっ、・・あんん!」
触れてもいないのに下肢はすでに勃ち上がり、しとどに蜜を零していた。
ロックが潤んだ瞳で催促する。
「ん?どうしてほしいの?」
わかってるけどあげないよ。
ロックは恥ずかしがって、ねだるように俺の腕を掴んだ。
今日は、もっとキモチイイものをあげようね。

枕の下に潜ませていたソレを手にすると、ロックの蕾に強引に捻じ込む。
「あああっ!ひっ、あ、やだっ!」
同時にスイッチを入れると、中でソレが動く機械音がする。
「お気に召していただけたかな?」
「んあっ・・・あんっ!・・・なんだよっ・・・・これ!」
下肢の責めに喘ぎながら、ロックが問う。
なにと言われても・・・俺もなんて答えればいいのだろう。
「ロックのために作ったんだよ」
俺のと同じに模られたソレが、細かい振動とうねりを与える。
快感に中を侵されて、ロックは大きく喘ぐ。
「あんんっ、あ、・・・いや、いやあっ!」
ロックの髪に手を入れて優しく撫でる。
「ロック、可愛いね」
「やっ、エドガ・・・あっ、あんっ!・・・抜いて・・・っ!」
俺の手以外のものに貫かれてよがるロックに、嫉妬する。
「俺が満足するまでダメ こんなに気持ち良さそうにしてるのに」
俺はソレを手に取って少し動かすと、ロックが悲鳴を上げる。
「やだあああっ!あ、あっ、・・・ひっ!」
ビクッと体が跳ねて、ロックが精を吐く。
「もう出ちゃったんだ、本当にロック可愛い」

射精した後にも関わらず、非情にもソレはロックの中を侵し続ける。
ロックは快感に取り込まれ、意識が飛びそうだった。
また勃ち始めたそこを、俺は指でいじめる。
「ひあっ!あ、あっん、だめえっ!」
「ロック、気持ち良いの?」
半開きになった口が、喘ぎながら言葉を吐く。
「あんっ、あ・・・きもち、いい・・・っ!」
素直な答えが返って来る。
・・・堕ちたな。
胸に手を這わせながら俺は続ける。
「ロック、どこが気持ち良いの?」
「あっ、あっ・・・おしり、きもちいいっ」
「そっか、やらしいね」
くちゅくちゅと陰茎を扱く。
「ひんんっ!んあっ、あっ!」
俺は存分にロックの反応を楽しんだ。

勝手にイかないように茎の根元を手でキツク締めると、ロックの中に飲み込まれていたソレを動かす。
咥え込んだそこが、嫌らしく音を立てた。
「ああんっ!あっ、あっ!」
ギリギリまで引っ張り出して、また奥に突き入れる。
それを何度も繰り返した。。
「らめぇ!あん、あんっ!きもちいいっ・・・!」
快感に耐え切れず、ロックは涙を零した。
この可愛さは、もはや犯罪だろう・・・。
俺は中のソレを抜くと、余裕なく己を当てがった。
「ひんっ!ひんんっ!あああっ!」
上に乗せてガクガクと揺すぶる。
ロックの手が、俺の背中に爪を立てる。
俺はロックの中に熱を吐くと、ようやく根元を開放してやる。
「あああああっ!!」
焦らされすぎたロックは、悲鳴を上げて気を失った。


翌日、やっぱりロックに怒られた。
昨日はあんなに「きもちいい」って連呼してたのに!
なんてことは口が裂けても言えないが。
でも今回は燃やされなかった!
ブラボー!フィガロ!


fin
2008.04.19
ラストてきとー
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