ロック受話@

□欲
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「これ、まじで着んの・・・?」
「そんなに嫌なら強要はしない」
ロックの性格は分かり易い。
こっちが引けば喰い付いてくることは目に見えている。
本当に単純というか扱い易いというか・・・。


長い旅も一段落し、俺はフィガロに戻って来た。
せめてもの骨休めにと、旅のメンバーを城へ招待した。
夜の宴が終わり、各々が寝室へと消えてゆく。
俺は自室に向かった。
先に部屋に来ていたロックが、勝手に秘蔵の酒を空けていた。
相変わらずの傍若無人さに、俺は呆れて笑った。
「なに?飲んじゃダメだった?」
「いや、それぐらい構わない」
ロックはグラスの中身を飲み干すと、幸せそうに息を吐いた。
酒瓶を抱えてロックがせがむ。
「エドガーも飲もうぜ」
「俺は遠慮しとくよ」
ぶーぶーとロックから不満の声が上がる。
「それより、約束は忘れてないよな?」
「んー・・・・?・・・あー・・・・・・・」
ロックの目が泳ぐ。


先日その件で喧嘩して、危うく破局になりかけた。
しかもロックはセッツァーにつまみ食いされるし。
その原因になった例の服をロックに差し出すと、
「わかったよ!着ればいんだろ!」
この期に及んで逆ギレされた。
自分で言い出したクセに、諦めが悪い。
「着替え、手伝おうか?」
「いい!自分でできる!」
ロックは備え付けのシャワールームに入ると、ブツブツ言いながら着替え始めたようだった。
途中、
「ぎゃっ!なんだよこれ!」
とか
「こんなん着れるかボケ!」
などと悪態が聞こえた。

そうしてしばらくすると、シャワー室が静かになった。
なかなかロックは出てこない。
「ロック、着替えたのか?」
気になって扉を開ける。
「うわっ、ばか!来んな!」
ロックは可憐な制服に身を包まれていた。
顔を赤くして座り込む。
「コレ、丈・・・短くねーか・・・?」
「だって俺がそういう注文したんだもん」
「てめーの趣味かよ!」
「ほら、ちゃんと俺に見せて ロックのメイド姿」
ロックはしぶしぶ立ち上がると、恥ずかしさに顔をうつむかせた。
首元はきっちり整えられた高めの襟に、黒いリボン。
胸元から前面に、ゆるいフリルの付いたエプロン。
少し短めの、黒い膝丈ワンピース。
スカートに隠れて見えないが、腿まである白い靴下。
足元も、これまた黒いエナメルの靴。
予想以上の可愛さに、俺はクラッときた。
「萌え死にそう」
「いっそ死ね」


「それじゃ早速メイドさんに、夜のお仕事してもらおうかな」
俺はロックを姫抱きにして、部屋に戻る。
「やだ!降ろせ、ばかエドガー!」
ロックはバタバタと暴れる。
「『ご主人様』」
「は?」
「『ご主人様』って呼びなさい」
「・・・あたまイカれてんじゃねーの?」
「俺はいつでもロックにイカれてる」
俺はデスクの大きな椅子に、ロックを抱いたまま腰掛ける。
横抱きにしたロックの唇に口付けた。
「ふんんっ!」
それだけで赤く染まる頬。
「可愛い服装に似合わないから、これはいらないね」
下肢をまさぐって、ロックの下着を剥ぎ取る。
それをそのまま床に投げ捨てた。
「てめっ!調子乗んな!」
「主人に逆らうのか?」
俺はもうすっかりご主人様気分。
「そんな反抗的なメイドはお仕置きだな」

そのままロックの陰茎に手を絡める。
「あっ、やだっ!」
軽く擦ると、可愛らしく勃ち上がるそこ。
スカートで隠れて見えないところが、さらに俺の理性を駆り立てる。
「あんっ、あ!いやっ・・・!」
ほんとは嫌じゃないくせに。
ロックはいつも、よがりながら拒絶の声を上げる。
ロックの「いや」は「いい」と、勝手に脳内変換させた。
「あんっ!エドガ・・・、あっ」
濡れ始めたそこを扱きながら、あやすように言う。
「『ご主人様』、でしょ?」
「うるさっ・・・んあっ!やんっ」
蜜を塗り付けながら、先端の窪みを弄る。
「『ご主人様、気持ち良いです』って言ったらイかせてあげる」
「な・・・!あっ・・・、ふ、ざけんなっ!」
ふーん、あくまで拒否か。
俺はスカートを剥がしてロックの下肢を露出させた。
そしてロック自身によく見えるように、手を動かす。
「いやっ、あ、あんっ・・・!」
グショグショになったそこを見せ付けられて、ロックは顔を逸らす。
フリルのエプロンが揺れて、官能的な光景だった。
「言わなきゃイかせてあげないよ?」
今度はわざと音を立てて、幹を扱く。
もう耐え切れないと観念したのか、ロックの口からちいさく言葉が洩れる。

「ご、ご主人様・・・っ、あ、あんっ!・・きもちっ、いい、・・・・です」
「よくできました」
ロックを膝から降ろし、こちらを向かせてデスクの前に立たせる。
「エドガー・・・早く・・・っ」
「だからご主人様だって」
デスクを背もたれにさせ、跪いてロックの腰を掴む。
「自分で裾上げて」
上目遣いで命令する。
欲望に逆らえず、ロックは素直にスカートの裾を捲り上げて前を晒した。
少し足を広げて、濡れたそこだけをさらけ出す。
ヤバイ、陵辱的すぎる。
俺は、厭らしく勃ち上がったそれを咥えた。
「んあっ!あ、あんっ」
腿を垂れた先走りの液が、白い靴下に染みを作っていた。
その様に酷くそそられる。
「ひっ、いや、いやっ!」
手と口を使って責め立てると、膝がガクガク震えた。
ロックの声に余裕がなくなってきたのを確認すると、俺は蕾に指を突き立てた。
「ひんっ!!」
短く声を洩らして、ロックはそのまま崩れ堕ちた。

ハアハアと顔を上気させ、吐精後の快感に酔う。
俺はロックを抱き抱えると、デスクに座らせた。
潤んだ目元に口付ける。
「んっ・・・」
ロックが居心地悪そうに、モゾモゾと動いた。
「これ・・・もう脱いでいい?」
突然とんでもない事を言い出す。
まったく、男の浪漫をわかっていない・・・。
「それじゃせっかくの可愛いメイド姿が台無しじゃないか!」
「・・・・変態」
「変態で結構 それでは続きを楽しもうか、メイドさん」

ニヤッと笑ってデスクに組み敷く。
俺はロックの膝の裏を掴んで、下肢をあらわにさせた。
「やだっ、恥ずかしいからやめろ!」
ロックが抗議の声を上げる。
俺はお構いナシに足を折り曲げると、蕾に舌を差し込んだ。
「あ、いやっ!」
中をぬるぬるにさせて、指を捻じ込む。
ぐるりと掻き回して、ロックの感じる箇所を探る。
「今日のロック、女の子みたいでエロい」
「あんっ!あ、・・・だまれ、ヘンタイ!」
俺の指がロックの一番悦いところを捉えると、途端に腰が跳ねた。
「ひっ!あっ、あ、・・・あんん!」
俺はそこだけを執拗に責める。
「あんっ、いやっ、や!」
零れた蜜が腰を伝って、スカートを汚していた。
きっちり整ったままの上半身と、激しく乱れた下半身の異様な違いに欲情する。
「あ、あん!あ、・・・イっちゃうっ!」
感極まってロックが口走る。

射精の寸前、俺はわざと指を引き抜いた。
「ひっ!・・・・あ・・っ」
快楽の捌け口を逃したロックは、ポロポロと涙を零す。
「意地悪しないで・・・っ」
可愛い。
たまらなく可愛い。
できればすぐにでも入れてしまいたい。
目茶苦茶に中を掻き回して、最奥を突き上げたい。
「も、イかせて・・・っ!」
「じゃあ俺のことも気持ち良くしてくれる?」
「・・・?」
ロックはよくわからないまま、コクリと頷く。
「上手に奉仕できたら、ご褒美をあげるよ」
にっこり笑ってロックを机上から降ろす。
そして俺は椅子に深く腰掛けた。
前をくつろがせると、ロックに視線を送る。
「ほら、舐めて」
ロックは顔を赤らめて、エプロンの裾を握り締める。
俺はロックに奉仕してもらった事は一度もなかった。
どうせなら、可愛い格好のままで咥えて欲しい。
「できないのなら、ご褒美はお預けだよ?」

おずおずと、恥ずかしそうに俺の前に跪く。
「下手だったら、ごめん・・・」
その控えめな言動すらも可愛い。
先端をぺろぺろと舐め始めると、俺のそこは明らかに硬さを増した。
稚拙な舌使いが初々しい。
ぱくりと咥えられて、口に含まれる。
「んっ、ん・・・」
苦しそうに俺のモノをしゃぶるロックの表情が、あまりにも悩ましすぎる。

そのとき俺の中の加虐心が加速した。
靴を履いたままの足で、エプロンの上からロックのそれを突付く。
「ひっ!・・・あっ」
突然の行為に、ロックは俺のモノから口を離す。
靴の先で何度もいじめると、ビクビクと体を揺らして崩れ落ちそうになる。
「あんんっ!や、やめて・・・っ!」
「ちゃんと舐めなさい」
顎を押さえて、再び俺の欲望を口に含ませる。
「んんっ!ん、ん、!」
グリグリとエプロン越しに刺激する。
服の上から乳首の辺りを引っ掻くと、
「やああああっ!!」
ロックは悲鳴を上げて達した。

射精の際に、思いっ切り握り締められた俺のそこが痛い。
ロックは半ば茫然と、俺の脚にもたれ掛かっていた。
抱き起こして膝に座らせる。
「ロックがイくとこ、すごく可愛かったよ」
意識がもうろうとしたままのロックに、無理矢理口付ける。
「ふ・・・んん・・・・・や・・・っ」
ロックが顔を背けてキスを嫌がる。
俺は唇を離して続けた。
「でも勝手に出しちゃったんだから、お仕置きしなきゃね」
理不尽な事を言っているのは承知だ。
自分の髪からリボンを解くと、ロックの陰部の根元を縛る。
ひらひらのメイド服に、股間の青いリボン。
悩殺されそうだ。
「・・・や!やだっ!ほどいて・・・!」
俺の酷薄な行動に、ロックは我に返る。
「だーめ でも、ご褒美はあげようね」
ロックの腰を持ち上げると、閉じた蕾に俺の昂りを突き入れた。
「いやあああ!」
ロックが泣き叫ぶ。
背後からロックの体を軽く揺さぶった。
「あんっ、あんんっ!ひ・・・っ!」
それだけで、可哀相なくらい嬌声が洩れる。
繋がった箇所を軸に向きを替えると、その微かな快感にすらロックは喘ぐ。
「いやっ・・・!もお・・・っ、おかしくなっちゃう・・・!」
ロックの切羽詰った声に、激しく己を突き立てた。
スカートの下から濡れた音が聞こえる。
「ひっ、ひんっ!やだああっ!」
リボンを解くと、ロックのそこは勢いよく精を吐いた。
俺もまた、溜まった熱をロックの中に吐き出した。


燃える。
ロックの、いや、俺のメイド服が燃える。
メラメラ燃える。
「これで文句ないよな、エドガー?」
ロックが遠い目をして笑みを浮かべているのが不気味だった。
「・・・・・はい」
せっかく、せっかくロックだけのために特注で作ってもらったのに。
「なに情けない顔してんだ?」
「・・・・せめて、もう一回くら」
「ああっ!?」
「なんでもない・・・・・」
あのメイド服は、機嫌を損ねたロックの手によって燃やされた。
・・・まあいいか。
メイド服プレイはなかなか良かったし。
次はどんな服を着せようかな。
今から楽しみだ。


fin?
2008.04.18
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