短編
□大切なモノ
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そう言うと高杉は俺を押し倒し、いきなり深いキスをされた。
「んっ、んんっ・・・・・・///」
「っ・・・ハァ・・・これで良いだろ?」
「あ、ああ…///」
全く、貴様と言う男は
「なぁ高杉…」
「何だ?」
俺はこの時、ふと思った。
貴様はこの世界を壊す事だけが目的だ。この男護るモノなど何も無い。そんな奴を好きでいて良いものなのだろうか。
貴様はきっと、『大切なモノ』を護る事など忘れてしまっているだろう、と。
「高杉…貴様は壊す事しか考えない獣だ。だが、この世を無くしてしまえば護るべきモノなど無くなってしまうではないか。」