短編

□正直な気持ち
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「おい、総悟!起きろ!」
「・・・んー・・・?」
俺はアイツの声で目が覚めた。
「総悟!今日は非番だからっていつまでも寝てんじゃねぇ!」
「ん〜・・・ふぁ〜あ。おはようございやす、土方さん。」
いつも決まって俺を起こしに来るのは土方さん。
別にアンタに起こされて悪い気はしない。それは・・・
「土方さん。」
「あ?・・・何だ?」
「・・・いえ、何でもありやせん。」
「何だよ、変な奴だな。それより、早く面洗って着替えろ!買い出し行くぞ。」
「土方さんも休みですかィ?」
「俺は、昨日出張で、近藤さんが今日は休みで良いって言ったんだよ!」
「へぇ〜。それで、非番の俺と休みのアンタで買い出しって訳ですねィ?」
「まあ、そんなとこだ。」

アンタも素直じゃねぇな・・・俺と出掛けたいだけなんだろィ?分かってやすよ、それくらい。


「総悟ー、準備出来たかー!行くぞー」
「ヘーイ。」
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