短編
□偶然が重なった日
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「ねぇ旦那、今日はずっと一緒にいて良いですかィ?」
「俺は別に構わねぇけど、また土方君にどやされるぜ?」
「その辺は大丈夫でさァ。今日は近藤さんに休み貰って来たんでねィ」
「ああそうかい」
そう言う旦那の顔は苦笑いをしていた
ま、俺は特に気にしねぇけど
「てか俺、マジ昨日ババァに家賃払っちまったから一文無しでプレゼントとか買ってねェんだけど?」
「別に良いでさァ」
「えっ!?」
そう…別に俺はプレゼントが欲しいとかそんなんじゃない
特別な日には特別な人といたい、ただそれだけなんでさァ