短編

□大好きな人との約束
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「土方さん、俺もそう思いやす。
でもきっと近藤さんと山崎は何か察してんじゃねェですかィ?」
「あ?どう言う意味だ?」
「だってほら今日は…」
「ああそう言えば7月8日の今日はお前の誕生日だったな」
「それで俺達に気を遣ってわざわざ俺と総悟を見回りに出したってわけか」
「近藤さん達には隠せやせんねィ」
「そうだな。じゃ見回りと称したデートって事にすっか」
「へい!」

俺も素直じゃねェけど、この人もなかなか素直じゃありやせんよねィ、姉上
それもそのはずでィ
この人は姉上を惚れた女とか言っておきながら貴方を置いて江戸に出て来たくらいなんだから…
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