短編
□昔の友は今は彼
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あれ?これって夢なのか?それとも・・・・・・
「今日の授業はここまでにします。皆、ご苦労様でした。」
そう言ったの白髪で長髪の男だった・・・あの人は確か先生・・・
「銀時、ちょっと先生の所に来て下さい。」
「はーい」
先生が俺の名前を呼ぶと一番後ろの席から自分よりも高い刀を抱えた銀髪の子供がこちらに歩いて来た。
おそらくあの餓鬼は紛れもない、寺子屋にいた時の自分だろう。
「どうしたの?何かよう?先生・・・」
「今日の日付けはいつでしたか?」
「え?今日は10月10日だよ?」
「そうですね。そして今日は何の日だか覚えていますか?」
「今日は・・・?」
餓鬼の俺が首を傾げていると先生は優しく微笑みながら言った。