短編

□今日くらいは特別に
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屋根より高い鯉のぼり〜

大きい真鯉はお父さん〜

小さい緋鯉は子供た〜ち〜♪

「ああ?何だ山崎、いきなり歌いだしやがって?」
「あ、いえ、最近あちこちに鯉のぼりが上がってて、今年もこの時期が来たなー何て思いましてね♪」
「ああ、そうだな」
そう言うと土方さんは辺りを見回しながら俺に返事を返した。

〜今日くらいは特別に〜

皆さんこんにちは!
俺は真選組監察の山崎退です。
今は土方さんと買い出しに来てるんだー
ま、俺にとってはデート感覚だけどね♪

「ねぇ副長?」
「何だ?」
「鯉のぼりって俺達みたいですね♪」
「はぁ?どう言う意味だ?」
「えっ!?だってほら、一番大きい奴が局長、あとのは副長と隊長と俺って感じしませんか?」
俺は近くの鯉のぼりを指差しながら問いかけた。
「フッ…そう言う事か・・・確かにそう見えるかもな」
「でしょ!」

何だか少し嬉しかった。
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