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□狂愛主義者と被虐性欲主義者
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どうしよう。

嫌だ。

嫌われたくないよ。

嫌だよ。


「嫌いにならないで・・・」

「どうしたの?俺は好きだよ?嫌いにはならないよ。」

「本当に?」

「本当に。」

「腕をもいじゃっても?」

「腕を捥がれても。」

「足を切っちゃっても?」

「足を切られても。」

「目をえぐっても?」

「うん。目を抉られても、大好きだよ?」

「本当に?嘘じゃないの?」

「嘘じゃないよ。」


そう言って彼は私を抱きしめてくれた。

暖かい。

腕をもいじゃったらこうやって抱きしめられなくなるから、やっぱり腕をいる。

それに彼の作るごはんは美味しい。

だから、作ってほしい。

これからもずっと。

私は彼の肩に顔を押し付けて目を閉じた。

手を彼の肩を掴んでいる。

少しづつ手に力を入れる。

こうやっていけば、彼の肩に私の指が埋まっていく。

ブチブチって。









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