WJ系

□狐と狸と誰?の化かし合い
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夜のリクオは昼のリクオを探していた。

帰宅時間になってもかえってこないので心配になり通学路を歩いている。

いつか、自分も同じように歩いてみたいと思ったことは何度もある。

が、今さらどうこう言って変わるってことではないので半ば諦めていた。

代わりにたまに迎えにいけると言うオプションがあるので我慢する。


「ん?」


この妖気は・・・

知っているようで、実は知りたくもないけど、よく知っている妖気に夜は不機嫌になる。

この二つの妖気は。

足を速めればそこには二人に挟まれえ抱え込まれていたリクオがいた。


「昼!!」

「夜?」

「来た。」

「来たのう」


二人はニタリと笑う。

昼のリクオはそんな二人の雰囲気が変わったのをみて顔を青くした。

きっと、夜に何かするつもりだ!


「夜!逃げて!!」

「馬鹿、お前を置いて逃げるわけないだろ!」

「でもっ「そうだよ。逃げられたら困る」

「そうじゃ。せっかく来てくれたんじゃもんな。リクオくん?」


そう言って、羽衣狐は昼の学ランのボタンを外していく。

玉章はメガネを外して、こめかみにキスをする。

それに夜の堪忍袋の緒が切れて、何故かちょっと出歩くだけなのにもっていた祢々斬り丸で切りかかった。

それを羽衣狐は尻尾で軽くあしらう。


「夜!!」

「くそ・・・俺の昼を放せ。この変態化け動物らめ!」


そう叫んでいた。






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