WJ系

□あの差はずるいと思う
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「君は僕よりもずっと背が高い。」

「まぁ・・・そうだな。」

「それに、腹筋だって割れてるのに。僕はふにふにだし。」


そう言って、昼は夜の腹あたりを撫でる。

ぞわっとした快楽に似た何かがかけ上げって来るがそれを顔に出さずに終始拗ねたような顔した昼を見た。


「それに腰だって、なんか僕と違うし。」


そういって、腰に抱きついてくる。

肉つきを確認してくるような手つきに我慢ができなくなってくる。

そんな夜の葛藤を知らずに、昼は夜の手をとって自分のに重ねる。


「ほら、君の手はこんなにも大きいよ?それに男らしい手だし。僕のなんか、子供みたいだ。」

「いいじゃねーか。可愛いんだし。」

「僕だって、リクオなのに。君はずるい。その身長をちょっとは頂戴!」

「頂戴って言われてもな・・・」

「君ばかり、ずるいよ。どこもかしこの大きいなんてさ。」


ぷくっと頬を膨らまして、ずるいと繰り返す。

身長や身体的の大きさはどうにもならない。

夜はへそを曲げている昼の髪をまぜると頬を両手で優しく掴み顔を上げさす。


「いいじゃねーか。これで」

「よくない。」

「いいんだよ。」

「よくないってば。君ばかり大きくってずるいよ!」

「そんなこと言われてもな・・・」


困ったな〜と苦笑すれば、昼のリクオはずるいと抗議の声をあげた。

そんな口を塞ごうと夜はそっと己もの引っ付ける。

昼はむっと睨んできた。


「こうやってできるんだし。」

「いつか、絶対に身長抜かしてやるんだからね。」


それは楽しみだな。と笑って答えた。






END
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