WJ系
□僕と友達が彼に始めてあった話
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学校の帰りのバスの中だった。
リクオはうとうとしていた。
最近、夜遅くまで妖怪たちと遊んでいたからなのだろうか。
寝るのが早くなったような気がする。
「ふあぁぁ〜」
「リクオくん、眠いの?」
「あ。カナちゃん・・・うん。ちょっとね。」
「寝ててもいいよ。起こしてあげる。」
「本当に?・・・うん、じゃ、ちょっと寝るね。」
ゆっくりと、リクオは目を閉じた。
そんなリクオをカナはお姉さんが見るようなそんな、目で見ていた。
「あ。奴良くん寝たんだ。子供だよね〜」
「そんな事ないじゃん。」
「ま、いいけど。それよりさ。こんな伝説知ってる?」
「何?」
「この辺りで神隠しがあったんだって!しかもまだ続いてるとか・・・・って。」
急に声のトーンを落とした友人にカナは顔を青くして睨む。
「やめてよ・・・妖怪なんているわけないじゃない。」
「どうかしら「おい!君たち!!!」
声をかけてきたのはどこからどこまで話を聞いていたのか分からないが、学校一の秀才の清継だった。
立ち上がって、こちらに歩いてくる。
「僕の研究ではそんなものは存在しないんだ。いいかい?」
ごどんっ
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