WJ系

□いろは唄(若)
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お前が許すのならば この手から逃げぬように

そんなことは絶対にダメだと思っているけど

紐で縄で鎖で つなぎとめてやりたい

逃げないように、オレとお前だけの世界で

あるいは子猫のように 愛らしいお前を

子猫よりもお前のほうが断然愛らしいがな

指で足で唇で 狂わせてしまおうか

そうしたら、お前はどんな感じで狂ってくれるのだろう。



「若、今日も寄っていかないのかい?」


そんな事を言ってしなを作ってくる女どもは無視だ。

お前意外の 存在なんて

そんなもの どうでもいいよ

オレの世界にはお前だけがいればそれでいいんだ。

だから、寝てても起きていても

オレがお前の体の中にいるのを感じろよ
もっともっと深くまで

頭がおかしくなってしまうかもしれないと思うほどに。

捕まえた お前を

喰ってしまいたい




例えば真っ白い肌が 冷えて色づくならば

全力で温めてやる

雪が霜が全てが 呪わしくなるだろう

そもそも、そんな事をした雪やらなんてこの世からなくなればいいんだ。

あるいは紅い花びら やわらかく口付けて

お前の肌はどんなに良い匂いがするのだろう

首に胸に背中に 散らしてしまおうか

それだけでは物足りないんだけどな


「君無しでは 生きてゆけぬ」と

お前から 言わせてやろう

そう言ってしまえば終わりだけどな




変えてやろう 俺を見てろよ

オレだけを見てればいいんだ。

他なんか見えなくしてやる

どんなに願っても一緒にはなれない

知りたいのにお前の奥を もっともっと深くまで



堕ちようか 二人で 

どこまでも

それがオレの本望だ
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