WJ系

□デートには動物
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「これ。用意してみたんだ。よかった、似合うみたい。どうかな?」


君にリードを付けたいよ!!!!

そんな本音を飲み込んでいいんじゃないかな、なんて大人な返事を返す。

さすがは隠神刑部狸の若頭。

そして、いざ二人で散歩に行く。


「うわわっ。犬まってよ!早いよ」

「ばうっ」

「あ〜、玉章さんが!」

「・・・」


あの犬め。

よほど嬉しいのだろういつもの倍のスピードでかけて行く。

置いていかれている僕を心配してくれるなんてなんて優しいんだ、リクオくん。


「玉章さん。はい」

「?」

「これなら大丈夫!」


ぎゅっと握られた手。

なんて夢みたいなんだ。

こんなにもとんとん拍子でイベントをこなせるなんて!


「リクオくん・・・」

「なに?」

「僕と一緒に四国に行かないかい?」

「え?うどんを食べに?」


うん。

まぁ、それもあるんだけど。

それなら次の休みかな〜明日は学校だし、ごめんねと律儀に誤ってくる。

なんていい子なんだ。









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