WJ系
□天パってフワフワしていて好きだな
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「ぎーんーとーきー」
いつものように来客なんてない万屋に桂の声が響いた。
主人の銀時は社長椅子にもたれて鼻をほじりながら、けだるげに返事をする。
「うぜーよ。ヅラ」
「ヅラじゃない桂だ!聞け銀時」
「何?長い話ならやめてよね。銀さん忙しいから」
「暇そうじゃないか」
「鼻ほじるのに忙しいんだよ!!」
「それはただの暇つぶしだろー!!!」
鼻に突っ込んでいた銀時の指を持ち、桂はそれをさらに深く突っ込んだ。
「ぶぅあっ!」
「今日はだな、銀時」
「ちょっと!ヅラァ!!何してくれてんの!?うわっ鼻血出てるし!俺の血は貴重なんだけど!!」
「坂本がこんな物を持って来たんだ」
「聞いて!桂くん!!銀さんの話を聞いてください!!!……なんだコレ?」
鼻にティッシュを詰めて、桂が嬉しそうに持って来た物を覗く。
何処にでもあるような染髪料だった。
が、坂本が持って来たと言う時点で絶対何かある。
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