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□好きすぎて、無理
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「あ……與先輩っ」
次は大嫌いな数学だから、ちょっとサボろうと思い屋上に行ったらビックリ!
愛しの與先輩、発見!
(これって運命…!?)
だけど・・・・
「……………寝てる。」
近くに行ってみて気づいたこと、與先輩は爆睡していた。
「………せんぱーい」
小さな声で呼んでみても、反応すら返ってこない。
本当に寝てる。
「起きない。って、うわ與先輩まつげ長い。しかも意外に可愛い顔して寝てる…。」
普段なかなか、近くで顔見れないんだよね。
目が合うだけで、ドキドキするし、
それに與先輩の周りには、いつもいっぱい人が居るし・・・。
「こんなチャンス無いし、一度くらい…ね?」
先輩の頬っぺたを触ろうと手を伸ばすと
─────グイッ
「………ぅぎゃっ」
(え、何!?先輩の上に乗ってる!?ってか抱き締められてる?あ…さっき変な声出しちゃった……。「ぅぎゃ」って何だよ。もっと、「きゃあ」とか可愛い反応してればよかった!!)
『……何、一人で会話してるん?』