小説
□ケロチャン&スッピー
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一緒に曲なんかデュエットしちゃったりなんかしてなかよくなったケロチャンとスッピー。そして、その後。
ルルルル・・
イライラ
ルルルル・・
イライラ
プチッ!
「なんや!アイツまた出えへんのか!せっかく、わいが直々にかけてやっとるちゅーに!」
友世のお母さんの会社が作ってくれたケータイで、スッピーに電話しているが、なかなか出ない、かれこれ3時間はケータイとにらめっこしているようだ。
「きっとスピネルさんは忙しいんだよ!」
さくらが、なだめようとするが。
「いいや!全然アイツはわいのことを無視してるんや!そうとしか思えん!」
こんな調子なのである。
「もう一回や!」
080-0202-56XX
ルルルル・・
「はい?なんでしょう?」
「おぉぉ!!スッピーか!!!」
・・・・・
「またあなたですか。」
「久しぶりやなー!元気にしとったか?あ?わい?わいは元気にしとるかって?もうムッキムキや!おまえは、相変わらずすましたやっちゃなぁ!」
「ちょっ!・・わたしだっ・・」
「わいったら、このあいだ、街歩いてた時、モデルにまちがえられたわ!すごいらよ?いや〜、参った!参った!わいっていったら、やっぱり声がいいから、俳優やろか?夢っていいなぁ!あははははっ!」
「あの、しゃべらせっ・・」
「それでなぁ!そいつがそりゃまぁ、いいやつでなぁ!今時おらんだろ!それでな・・・」
「ハァ・・」
それからケロチャンはしゃべり続けましたとさ!
めでたしめでたし。
「じゃなーーい!!」