小説
□登校
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「おーい!さくらー!」
下から呼ぶシャオラン。
「今行くー!バタバタ!」
さくらの一日の始まりはいつもこんな感じで、そしてまた
「おい、カイジュウまた朝からあばれてんのか?」
いつもの様に桃也にからかわれるのだ。
「もごもごもごもごもご!」(さくらカイジュウじゃないもん!)
「ゴクンッ!ごちそうさま!行ってきます!」
「ガキ外で待ってんぞ!」
「分かってるー!」
バタバタバタ!
バタン!
「ごめんね、シャオランくん><」
あせあせ!
「いいんだ、いつものことだから。」
しょんぼりするさくら。
ハッ!
「そ、そうだ!おまえ今度の日曜日誕生日だろ、どっか行くか?」
パアァァッ!
「うん!」
にこにこ!
「どこ行きたい?」
うーん、うーん。
さっき質問してからずっと悩んでいるさくら。
「遊園地とかどうだ?」
みかねたシャオランが答える。
「行きたい!」
と、いうことで遊園地に行くことになった。
なかなか会えなかった時間があるから、こんなささいな会話も幸せに感じる二人なのでした。