NOVEL

□HAPPY BIRTHDAY H.G
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「あなたほんとにバカですか!?」

「あぁ!!?てめぇに言われる筋合いねぇだろ!!」

「雨が降るって天気予報でも言ってたのに傘も持たずに外に出て
しかも風邪までひいちゃうなんてバカとしか言いようがありません!!!」

オレの部屋の一室、ベットから起き上がった状態でオレはハルと言い争いをしていた

なぜハルがここにいるのか
それは今日、オレとハルがデートをする約束をしていてハルがオレの家に来たからだ
でもさっきハルが言った通り風邪をひいて
熱が出てるぐらいだからそのまま行こうとしたけどハルに気づかれて

「こんな状態の獄寺さんとデートなんて行けません!!」と言われて

結局、今日1日ハルに看病されて寝過ごすはめになってしまった
ハルの看病のおかげか熱は大分下がってきた

それでも……

「悪かったな…せっかくのデート、こんなことでぶち壊しちまって…」

風邪をひいてハルとの約束を破ってしまったことに変わりはない
だから謝る

「謝らないでください!!これに関してはしょうがありませんよ。
デートは獄寺さんが元気になったら行けばいいですし……」

なんか気はずかしくなって言葉を失う
それはハルも同じようでその証拠にこっちと目を合わせようとしない
でも少し視線を彷徨わせた後その場の空気を変えるように言いだす

「そうです!!私、獄寺さんに渡したい物がありました!!」

本当はデートの時に渡そうと思ってたんですけど…
と言いながらカバンからラッピングされた小箱を取り出して渡される

開けてみてくださいっと言う声を聞きながら箱を開けるとシルバーのペンダントが入っていた

「お誕生日おめでとうございます!!」

とびっきりの笑顔を向けてハルは言った


HAPPY BIRTHDAY!!
  HAYATO GOKUDERA


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