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□〜死ぬ気で歌おう?〜
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  〜死ぬ気で歌おう?〜
何でこの僕がこんな奴と…!
ありえない!


そう雲雀が思った理由を語ると、少し時間を遡る必要があります。


時は数日前…


「話ってなんだい?綱吉。」
「雲雀さん。え〜っとですね〜…実は、ボンゴレファミリーは歌を歌うという事に「僕が歌うと思っているのかい?」
「ひぃぃ!でっでも…」

ドカッ

「いてっ!!」
「ダメツナはやっぱりダメツナだな。」
「!…赤ん坊。」
「オレも歌う事になってんだ。それに、オレの頼みじゃ断れねぇだろ?」
「…分かったよ。歌えばいいんでしょ?」
「雲雀さん!…よろしくお願いします!」


とまぁ、こんな感じで歌う事になった訳です。
ここまでは良かったのですが…

時は数時間前…


録音スタジオにて


「雲雀さん。えっと、これが歌詞になります。後でもう一つの歌詞を渡しに来ますんで。」
「そう?じゃあ、そこに置いといて。」
「はっはい!じゃあ、オレはこれで!失礼しました!」

バタン。

…?
何これ?
ペアーになって歌う事になってるんだね。

誰だろう…


そう、このペアーの相手が問題なんです。

そして、その問題の相手は…!


時は数分前…



ガチャッ


「クフフ。お久しぶりです。」
「なっ!なんで君がここに!?」
「決まってるじゃないですか。歌うために来たんですよ。」
「…!まっまさか!」
「そう。貴方と歌うんです。」
「聞いてないんだけど!!」
「おやおや。そうでしたか。…ご愁傷様です。」
「なんでこの僕がこんな奴と一緒に歌わなきゃいけないんだ〜!(心からの叫び)」


そして今にいたる訳です。


「…僕もう帰る!」
「待って下さいよ〜」

無理矢理帰ろうとする雲雀さんと、それを阻止しようと引きずられる骸さん…

「離しなよ!」

ドゴッ!

「ウグッ…!」

キレてトンファーを繰り出す雲雀さんと、そのトンファーがもろに顎にヒットしてうめく骸さん…

キリがありませんね…

そんな時に助っ人登場!

「ちゃおっす!雲雀。」
「っ!赤ん坊!…どういう事だい?骸がペアーだなんて聞いてないんだけど!」
「雲雀の事だから、骸の名を出した瞬間に嫌がると思ってな。言わないでおいたんだ。」
「なっ…!それじゃあ、最初から…!」
「あぁ、そうだぞ。」
「…僕を騙そうだなんて、いくら赤ん坊でも…!」
「分かってるさ。だが、オレの頼みだぞ?」
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