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□すれ違い
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最近、君と話をしないね。
最近、君と会えないね。
ねぇ君は、僕の事…好き？
最近、骸とは忙しくてなかなか会えなかった。
でも、今日はやっと会える。
応接室で待っていると、ノックが聞こえた。
「骸？」
というと、
「はい。」
と返事が返ってきて、その後骸が入ってきた。
「やっと君に会えた。最近お互いに忙しいからなかなか会えないね。」
…嘘。
僕は、忙しくなんかない。
だけど、
君が忙しいから…
「すいません。僕の方、色々と忙しくて…貴方も最近、忙しそうですね。」
「うん。風紀の仕事がたくさんあってね。」
「そうですか。」
「うん。…ねぇ。」
「？なんですか？」
「僕の事…好き？」
「当たり前じゃないですか。大好きですよ。」
「…ねぇ。本当に、最近忙しいの？」
「当たり前じゃないですか。僕が嘘をついているとでも？」
本当は分かってる。
けど…
「最近、何もかも信じられないんだ。」
「何もかも…という事は、僕ですらも？」
「…うん。本当は僕の知らない奴とどこかで群れてるんじゃないかって。」
「ひどい言われようですね。…じゃあ、貴方はどうなんですか？」
「…どういう意味？」
「…この前、草壁君に貴方の事を聞いたら、もう帰ったって言ってましたよ？嘘をついているのは貴方の方でしょ？」
「それは…」
「何も言えないようですね。」
本当の事言いたいけど…
心配させたくないから忙しく見せていただけなんて…
言えるわけない。
「…どうなんですか？」
…言うしかないみたいだね。
「…最近、君が…忙しいから…だけど、心配かけさせたくなかった…から。」
「…薄々気付いていました。本当は忙しくないのに忙しく見せていた事を。…貴方の相手をしてあげられなかった僕が悪いんです。信じてもらえなくても仕方ありませんね。」
「…そんな事…ないよ。」
「…貴方は、僕の事…好きですか？」
「…うん。…大…好き。///」
「クフフ。貴方がそんな事言うなんて、珍しいですね。」
「たまには…いいんじゃないの？///」
プイッ
「クフフ。」
幸せな時が…ずっと続けばいいのに。
「僕らは、ずっと一緒ですよ。たとえ、会えない日が続いても、僕は貴方の事が好きです。その事を、覚えていて下さい。」
「うん。」
end.
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