気ままに戯文

基本連載主。名前はデフォ固定
◆人気者02 

答えたのはスザクだった。


「ジノ、今の発言は聞き捨てならないよ。クラウスは随分と前から僕の恋人だからね。手出しするなら容赦はしない。それから、ブランドリー卿。クラウスを邪な目で見るのは止めて下さい。不快です」


歯に衣着せぬ物言いに言われた当人でなくクラウスがたじろいだ。


「ちょっと…!スザク、君は相変わらずの不器用なのかい?もう少し人間関係を円滑にしようよ!」

「そんなこと気にしてたら君は優しいから絆されて、なおさらややこしい関係を作っちゃうよ!」

「う゛っ…いや、だけど私は君一筋だ!」


慌てて感情が露わになったクラウスは普段なら恥じ入るような台詞を怖じる事無く言う。


「ぶっ……あっはははっ!お前たち、いやあ、若いね!」


ノネットに大笑いされた所でクラウスは我に返って羞恥に頬を染めた。それを見たジノがいきなりクラウスに抱きつく。


「わっ!?」

「かわいい〜!!クラウス、やっぱり結婚しよう!」

「いや…あの…」

「ジノ…抜け駆け、よくない」

「あー…アーニャ、君も…腰に抱きつくのは止めよう?」

「…アーニャは兎も角…ジノ?」


黒いオーラを放つスザクにクラウスは冷や汗を

2008/11/16(Sun) 22:11

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