短編小説

□ケンカの理由
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「キミなんていなくても時間はちゃんと過ぎているんだからね。」

「アナタこそいなくても私たちは生きていけますわ!」

またまた始まったこのケンカ。
いつもクルークとラフィーナはケンカをしている。

「ねぇ、アミティ。またやってるー」
「あはは、そうだねシグ。いつものことだけど・・・」
「だけどなんであの二人は、いつもケンカしてるの?」
「う〜ん、それが私にも分からないんだよ。
 いつも二人はケンカしてるけど、理由がね。」

低レベルなケンカだったり、魔導まで使ってすごいレベルのケンカなど、
とにかくいろんなケンカを見てきているアミティでも、理由までは知らなかった。

     キーンコーーンカーンコーン

いつもケンカを止めるのはこのチャイムだけだった。

(そうえば本当に何でケンカしてるのかなぁ〜・・・)

アミティはどうしても気になっていた。
なぜあの二人はあそこまでケンカをするのだろうか。
なぜ二人はあんなに仲が悪いのだろうか。
そう思っている内に、また次の休み時間へ入った。

(思い切って聞いてみようかな?)

だけど聞くとなにかマズイような気がする・・・。
アミティはそう思っていた。

「ねぇ、なんでラヘーナはメガネとケンカするの?」

(ええーーーー!!!!シグ聞いちゃったよーーー!!!)

「・・・。シグさんちょっと来てくれます?」
「うん」

ラフィーナはシグをつれてどこかへ行ってしまった。

「あっ、行っちゃった・・・」














「ラヘーナ、ここがどうしたのー?」
「(ラヘーナじゃありませんわ!!)ここがケンカの始まりの場所ですわ。」
「えっ、どういうこと?」
「これを見て下さい。」

そう言ってラフィーナはある一本の木を指差した。
その木は他の木と違い、一つも葉がなかった。

「木」
「ま、まぁそうですわ。ここは私とクルークが初めて会った場所ですの・・・」





今から何年か前。まだラフィーナやアミティたちがこの学校に入学していないころ、
ある事件が起こったらしい。

ラフィーナがこの学校に遊びに来たことが事件の始まりだった。
家をコッソリと抜け出し、いつものように遊びに来ていたラフィーナ。
そのとき、ラフィーナのたしなみポーチをこの学校の生徒に取られたのだ。
幼きながらもラフィーナは、たしなみポーチを肌身離さず持っていた。

「お願いです。そのポーチを返してください。」
「へへ、こんな所にお前みたいなお子様が来ているのが悪いんだろ。
 ここはオレのお気に入りの場所なんだ。勝手に入ったから、料金の代わりに
 頂いてあげたまでさ。」

その男の子は意地悪そうに、木上に上ってポーチを振ってラフィーナに見せていた。

「どうしても返してほしいってのなら、・・・そうだな、よし、オレと魔導で勝負して
 勝ったら返してやる。」
「・・・」

ラフィーナは魔導は少しは使えるが、カンペキにこなせる訳ではなかった。

「やっぱり無理だろ? アハハハ、諦めろってお譲ちゃ・・・うわああああ!!!」

ラフィーナは驚いた。見てみるとその子の服に少し赤い火が燃えていた。

「テメー、やりやがったな!! 女だからってゆるさねーぞ!!」
「その子がやったんじゃない。僕がやったんだ!」

後ろから声がした。ラフィーナは振り向いてみると、そこにはラフィーナと同じ
くらいの男の子が立っていた。

「なっ!テメーがやったのか!!」
「だから僕がやったって言ってるじゃないか。」

少し偉そうにその子は言った。

「だったら本気でやってやる!いくぞ!!」
「ネブラ!!」

相手が準備している内に、その子は火を放った。

「あちちちちち!!!オメー何でこんな魔導を・・・」
「イグニス!!」

相手にかまわず、さっき放った火よりも大きな炎を放った。

「うわあああ、これは返すからゆ、許してくれーー!!!」

そう言ってポーチを投げ捨てて逃げていった。
するとその木は燃えていき、そして自然に炎が消えていった。

「はい、これキミのでしょ?自分のものなんだから、ちゃんとしてないとだめだろ?」
「あ、ありがとう」

ラフィーナはポーチを受け取り、お礼を言った。

「でもなんでアナタは、魔導をあそこまで使えたの?」
「フフン、それは僕がキミと違って、デキが違うからさ。」
「ま! 何てことを言って下さるの! このメガネ!!」
「!!!め、メガネだって!!キミみたいに何も出来ないコドモに言われたくはないな。」
「コドモって、アナタもコドモなのに言われたくはありませんわ!」




「こうして私とクルークは会うたびにケンカをするようになりましたの。」
「へー、そうだったんだ」

ケンカの隠された理由、それがその事件だったのだ。

「じゃあ、もう分かったからバイバイ」

シグはそう言い残し、サッサと校舎へ向かっていった。

「あっ、いってしまいましたわ・・・」

ラフィーナはしばらくその場に立っていた。
シグのそのそっけなさに呆れたのか、
それともあの日のことを思い出していたのか・・・。









































あとがき

すごい妄想です。あっ、もちろんコレ公式じゃないよ!!!
ってかマジでありえません。
初対面の人に「メガネ」とか言ってしまうのは・・・。
なんか読み返してみると、何だか笑えてきます。
自分の文才のなさに呆れてしまってねーwwww

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