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□糖分
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「potrei chiederle una cosa,per piacere?」

ふと、横から声をかけられた

「え、えっと?」

なにやらイタリア語で自分にしゃべりかけてくる

「え、ええ?」

困り果てているツナ

だが先ほどみなトイレに行くといて分かれてしまった、

先ほどまで一緒にいたクロームは他2名を追ってどこかへ消えてしまった

「(ぇ、ちょ、ま、待ってっ!)」

本来一人ではいてはいけないツナだが今はクロームがすぐに戻るといって行ってしまったばかりだ、

クローム・・・

いつ帰ってくるのか・・・もう神頼みだ、

「傘、どこでうってるか知っていますか?だとよ、」

ぁ、

「いたぁっ!」

ついつい叫んでしまいたくなるほどうれしかった・・・

そういえば、彼はずっとそばにいてくれたではないか・・・

「よかったよー、リボーン・・・」

安堵のため息

しかし

「ぉい、早く答えてやれよ」

そーでしたー

「あ、ぁ、ハイ、エットデスネ・・・」

かたことの日本語

「それは日本語だ、馬鹿野郎」

後ろからの声

き、きにするな・・・・

確かにイタリア語は少しは習ったが・・・

本場は違うな・・・早くて全然聞き取れないし

緊張して言葉が出てこない・・・

「ぇ、ぇっと・・・」

傘、傘、傘傘傘・・・

え?傘ってどこで売ってるの?

不安そうな顔をしてきた眼前のイタリア婦人

「ぁ、」

そういえば自分は新しい傘を持っているではないか

「mi scusi」
ごめんなさい、

「こんなのでよければ持っていてください」

婦人の前に自分の持っていた傘を差し出す、

ためらい顔の婦人、だがどうやらツナがイタリアにきたてでなにもわからないというところを感じ取ってくれたらしく

「si」

簡単な言葉で笑顔で傘を受け取ってくれた

「grazie」
(ありがとう)

「no,grazie」
(けっこうです、ありがとう)

使い道は間違ってるのかもわからない、でも婦人の優しさにありがとうといいたかったのだ

「日本人特有の会話選択だな」

そのやり取りを見て言うリボーン

「日本人はすぐにごめんなさいというからな・・・。ここは長くはなるが場所を知らないということを伝え・・・・」

説教は続く

だがツナの頭にはそんなこと何一つ入っていなかった

ただ、

「・・・・疲れた」

ただそれだけ、

そして次に見たのは






暗闇
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