オリジナル詩

□片思い
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貴方は本当に ずるい人



幼い頃から あたしの気持ちを知っているくせに

誤魔化して持て余して…只、遊んでいるだけ…



あたし 本気だよ?
ふざけて言ってるんじゃないよ?
一時的な感情でもないし…きっとこれは 恋 だよ?



ねぇ…コッチを見てよ
あたしを見てよ


遊び相手としてじゃなくて…幼馴染としてじゃなくて
あたしを見てよ

悲しくなっちゃうな
やっぱり貴方はずるい人だわ
からかって 笑って そして消えていくの
遠い存在の貴方に
あたしの手が届く事は無くて


わかってるよ?


フと現れてあたしの気持ちを確かめたらまた消えちゃうんでしょう?


わかってるよ?


あたしが貴方を想わなくなったら…本当に“消え”ちゃうでしょう?


わかってるの


貴方があたしをあたしとして見てくれない事だって


わかってるの


幼馴染以上にはなれない事だって…わかってるの


でも…好きなんだもの
変えられないの 変われないの 変わりたくないわ



貴方があたしを想えなくても


あたしは貴方が好きなんだもの

変えられないでしょう? 変われないでしょう? 変わりたくないわ


遊ばれるのはイヤだけど
貴方に逢えなくなるほうがもっとイヤだから
今日もあたしは詠うわ


貴方を想って詠うの
そうすれば 貴方はからかって 笑って またあたしの元に来てくれるんでしょう?


詠うわ


この声が枯れるまで
ずっと貴方を想って
詠うから









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