ローゼン百合小説

□孤独の中で…
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私はいつでも一人で
アリスになるために
今まで頑張ってきた

そして、これからも
私は覚める事のない夢の中から
出られないのだろう


「水銀燈!雛と一緒に遊ぶのー♪」


いつものように雛苺が私にすり寄ってくる

雛苺の身体は本当に小さくて…
私が守ってあげないと倒れてしまいそう

だから私はいつも貴女の手をとり、
貴女と遊び、
貴女に惹かれていくのも時間の問題だった


でも


もう貴女が弱くない事を知ってしまった

違う
本当は……

ずっと前から知っていたんだと思う

けど弱い私は気づかないフリをしながら
ずっと貴女の側にいた

そうしないと自分が壊れてしまいそうだから…
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